高倉健氏主演の、かのパニック映画もコラボＴシャツに！！

高倉健氏主演のこの映画が、何とＴシャツに変身です!!

　これまた、本ブログ「一世一代のカリスマ継承」においては、過去にも投稿したことがある故高倉健氏の主演映画を模った商品が発売されていました!!
　
　
　その主演映画も「新幹線大爆破」(1975年7月公開)というタイトルで、ちょうど本ブログにて投稿している映画「トラック野郎・御意見無用」とほぼ同時期に肩を並べるべく傑作として、放映されていたようです。

　

　したがって、何よりもこの両者の主演がそれぞれ故高倉健氏に同じく故菅原文太兄いという、いうまでもなく歴史に名を残し続けて来た英雄達の共演であった、と言っても言い過ぎではなかったでしょう。

　

　そんな映画「新幹線大爆破」が、実に45年もの時を経て、有限会社ハードコアチョコレートより東映株式会社とのコラボにより、Ｔシャツになって甦ったのです。

　

　高倉健氏の従来の主演映画と言えば、「網走番外地」(1965年)や「大脱獄」(1975年)、「幸せの黄色いハンカチ」(1977年)等々が大衆の間で認知度の高いものとされてきたようです。

　

　


　がしかし、今回紹介していく「新幹線大爆破」が、歴代の名だだる高倉健氏の主演映画達とはより一層、決定的な差別化を図ったものであった、という事を、私自身としても強く確信している限りではあります。

　
　別の言い方をするなら、放映当時(1975年)の高倉健氏にとっては、同時期の菅原文太兄いにとっての主演映画「トラック野郎・御意見無用」と同様に、新境地への躍進作であった、という表現もまた、何より相応しいものであります。

　
　いや、まだまだこの映画「新幹線大爆破」の見どころとしては、主演の高倉健氏のみならず、例えば千葉真一氏や故宇津井健氏といった歴史に一世一代の名を残すべく名優たちの活躍も見逃せません。

　

　宇津井健氏は運転指令室の室長に、千葉真一氏は爆弾が仕掛けられたひかり109号の運転士役として、それぞれ重役を果たしました。

　
　これほどまでのキャスティングとも相まって、「新幹線大爆破」は単にパニック映画としての資質をさらに全面的に押し出しただけでなく、いかにも漢義溢れる作品としても大成したと、私は信じております。

　


　ついては、映画「新幹線大爆破」のコラボＴシャツについては、冗談やお世辞を一切抜きにして、リアルタイムで見たことのある方ならば、あの放映当時のスクリーンの臨場感がいかにも甦って来そうな感覚を隠せないでしょう。

　
　
　と同時に、いかにもこれぞ一世一代の英雄達による、本物の最高傑作としての映画作品であることを、誤魔化しきれないでしょう。

　

　以上のような映画「新幹線大爆破」関連の情報と共に、この高倉健氏主演映画の見どころとその価値について、語っていくこととしましょう。

高倉健氏主演の映画「新幹線大爆破」の見どころと大衆の支持について

　実はこの映画「新幹線大爆破」の主演者とは、実は高倉健氏というよりも、あくまで新幹線の存在そのものであった、とも一方で語り継がれている、異質な魅力を持った作品でもあります。
　
　第一に、この映画の世界観としても、現実的にはあり得ないまでの極限とも言える危機からの生還劇であります。

　

　したがってそれ故に、視点によっては正直なところ主演俳優の高倉健氏よりも、ひかり109号の方が主人公として目立ってしまうのは、止むを得ないところでしょう。

　

　何せ時速80キロ以下にスピードを落とすと、仕掛けた爆弾が爆発する、といった、その精巧な設定といい、見出しの謳い文句にあった

　「コンピューターの盲点を突く」といったセリフといい、この映画そのものが最先端的な感覚をも最大化



　していたことがうかがえます。

　

　にも拘わらず、というのは多少違和感がありますが、放映当初としては、一般市民達のその映画の過激なタイトル自体に対する強い抵抗感があったのかとも思われます。

　

　というのも、例えば同じ東映映画「トラック野郎・御意見無用」の配給収入とは大きく開きがあったというのがまず１つ。

　
　その他、この映画「新幹線大爆破」は国内における問題作だったとして、放映当初ではあれこれと言われていたようです。

　

　しかし何だかんだ言っても、この主演が高倉健氏なりの独特の陰のあるキャラでこそ、唯一無二のパニック映画として成立したというのは紛れもなき真実であります。

　

　

　いや、ここでまた忘れてはならないのが、この映画「新幹線大爆破」が1976年一杯の時点で、海外の実に100ヵ国以上に広められたとされていて、海外ではこの作品が実に高い支持を得ていた、とされていることです。

　
　少なくともパニック映画として、その過激な演出にて観る者たちの心を強く揺さぶるだけの魅力が決定的であったのは、疑いようがありません。

　

　併せてだた単に過激な演出にてドキドキ感を与えるだけでなく、危機対策と言う視点からも、その究極と言える場面から決定的な学びを得られるのではないか。

　

　そういう風な演出にもまた、この映画「新幹線大爆破」の本質的価値とするところが見いだせそうにも感じます。

高倉健氏主演の映画「新幹線大爆破」を、現代の我々の視点から見て

　今更ではありますが、この映画「新幹線大爆破」における、主演の高倉健氏が、ひかり109号に爆弾をしかけた犯人役を演じました。

　
　では、元々この高倉健氏が主演を務めた沖田哲男が爆弾を仕掛けた動機としては、当時の不況の影響により経営していた町工場が倒産したことによるものでした。

　

　この主演である沖田は単独犯ではなく、集団就職で沖縄から来た工員や元過激派といったメンバー達と共謀し、巨額の身代金を得ようと企てたものでありました。

　

　当時の不況とは言いましたが、世はまさにオイルショック直後による景気停滞時であったと思われます。

　
　先ほど言った映画「トラック野郎・御意見無用」のような、不景気をガラリと派手にひっくり返すほどの演出とは対照的で、いかにも当時の現実社会の裏の闇の世界観を演出したのが、即ちこの映画「新幹線大爆破」だったと思われます。

　

　


　この過激な演出こそが、むしろかえって現代を生きる我々としても、



　いかに閉塞的な環境から抜け出し、自分自身の道を切り開いて人生を変えていくか。

　


　という課題が、この映画「新幹線大爆破」の演出意図とするところの危機対策の向こう側にあったのではないか、というところでもあります。

　

　高倉健氏が主演を務めた主犯格の沖田とは、今日でいうところの負け組だとも言われています。

　
　その裏にはまた、過酷な現代社会の変化の波に飲み込まれず対に応していくことこそが、如何なる時代をも生き残っていくのに欠かせない姿勢である、という一つの学びにもなってくれているような感じでもあります。

　


　今回紹介した高倉健氏が主演映画「新幹線大爆破」についても、下記よりご視聴いただけます。👇

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