ハリソン・フォード、「ブレードランナー」での大役と叩き上げの生涯
ハリソン・フォードの代表作に、「ブレードランナー」を選んだ動機
今回はまたまた話題を変えて、ハリソン・フォードという米国の俳優について、その偉大なる実録・功績を代表作「ブレードランナー」を振り返るとともにまた、ハリソン・フォード自身のブレイクに至るまでのその叩き上げの生涯についても、語って行こうと思います。
まず始めに、ハリソン・フォードという俳優の名前を聞いて真っ先にピンと来る作品はと言えば、「スター・ウォーズ」(1977年)や「インディ・ジョーンズ」シリーズ(1984年~)という名が恐らく代表的だとは思います。
がしかし、一方ではハリソン・フォード自身の情報をリサーチするに当たっては、少なくとも今回私自身としても絶賛してお勧めしたい「ブレードランナー」関連の記事が目立つようです。
第一「スターウォーズ」ほどの壮大なスケールではなくとも、ハリソン・フォード自身の新境地を切り開いた、という視点からしても、やはりこの「ブレードランナー」自体の記事を書かずにはいられなくなった、というのが偽りなき心境でもあります。
そのためにも、まずはハリソン・フォードという俳優自身が成果を出せるに至るまでには、如何なる軌跡を辿って来たのか。
どんな一世一代の最高傑作を語るに当たっても、私が今まで投稿し続けてきた例えば「西部警察」にせよ、その作品が生み出されるまでの汗の滲むような裏舞台での叩き上げ、というものもまた見逃せない焦点の一つではあります。
今回の主題であるハリソン・フォードとしても例外なく、「ブレードランナー」だけでなく、他の出演作品にてブレイクするまでには、あくまで堅実で地道な下積みがあった、とも言い伝えられているのです。
そのハリソン・フォード自身の原点を辿ってみると、1960年代の前半期の大学時代に俳優を志し、そして中退してまで役者の道に入ったほどでした。
がしかし、なかなか思う様には成果が出ず、そこでハリソン・フォード自身が選択したのは、大工を独学で学んで生計を立てながら、コツコツと俳優業を模索していく、という姿勢を貫いていました。
そんなハリソン・フォード自身の誠実な姿勢が次第に関係者たちに認められるようになっていき、「スターウォーズ」等の名作で高い評価をものにしていったのです。
つきましては、今回の主題である「ブレードランナー」が、私の独断と偏見ながらも、大きなブレイクポイントとなった、と感じた事が決定的な動機となって、お話ししていくことにしました。
ハリソン・フォードが「ブレードランナー」で演出した最先端的
感覚
この「ブレードランナー」がなぜ、ハリソン・フォード自身のブレイクポイントとしての出世作となったのか。
その一作こそが、ハリソン・フォード自身が叩き上げの生涯を送ってきた人物として演じるに相応しい世界観であった。
言うなれば、そういう風なところです。
場面の設定としては、何と2019年(!!)のロサンゼルスにおける、酸性雨の降りしきる歓楽街、という事になっております。
その大都市における、人工人間のレプリカントと、ハリソン・フォード演じる元ニューヨーク市警の専任捜査官であるブレードランナーのデッカードとの凄絶な死闘を描いたSF一大映画であります。
さらにその背景としては、環境破壊を極め切った地球から大半の人類が宇宙の植民地へと移住し、すなわち残された人類がロサンゼルスにて過密な生活を余儀なくされている、というものでした。
最先端技術によって開発されたレプリカントには、人間と同じ感情が備わっているとされ、そんな中で暴徒と化すレプリカントを判別しては射撃する、というのがブレードランナーとしての過酷な生死を賭けた任務だったのです。
レプリカントの一人として、抜きに出た戦闘能力を備わっていたとされるバッディが、デッカードを追い詰めていき、彼は追い詰められたアパートの屋上から隣のビルへと飛び移ろうとしていました。
まさにその瞬間に、転落寸前になっていたデッカードをバッディが救い出し、デッカードが気を惹かれていたレプリカントの一人であるレイチェルと共に旅立って行った、という風なところが最大のクライマックスとなっております。
正しく、この「ブレードランナー」は全世界の文明がアナログからデジタルへと大転換期を迎えていた公開当時(1982年)における、
最先端的な感覚だけでなく、過酷な場に身を置いて生き残りをかけて闘う、という演出自体、人知れぬ叩き上げの生涯を送ってきたハリソン・フォードであったから為し得た
ものではなかったのでしょうか。
併せてまた、この「ブレードランナー」の世界観というものは、まさに今日の社会を生き抜く姿勢にも通ずるものがあります。
現在で言うところのAI関連(シンギュラリティ―)の話題にも大いに通じるものがあり、部類の好奇心を引くことは言うまでもありません。
がしかし、ただそんな最先端的・好奇心といった感覚の枠を遥かに超えた学びの数々がこの「ブレードランナー」からも大いに発見できるはずです。
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