「トラック野郎」ロケ地は「突撃一番星」での聖地を熱く回想!!
「トラック野郎」ロケ地は「突撃一番星」での他作にはない見どころ
「トラック野郎」ロケ地として、今回は第7弾「突撃一番星」での舞台を熱く回想しつつ、我が国独自の文化を見直す機会になれば、と思います。
トラック野郎シリーズとしては、ロケ地が第7作目にして何と我が国が世界に誇るべく観光名所としての伊勢志摩地域に指定されたというのが、まず第一の見どころでした。
トラック野郎においてはその未だかつてなったようなロケ地の設定からしても、独特の作風としての「突撃一番星」の見どころというものを発見していこうと考えております。
勿論、他の9シリーズのトラック野郎のロケ地を辿ってみても、歴史に残る傑作であることには変わりはないですし、それぞれの見どころについては完ぺきではなくとも過去にザッと私なりに投稿を続けてきました。
併せてこのトラック野郎のロケ地として「突撃一番星」の舞台となったのは伊勢志摩以外にも例えば飛騨高山の盛大な夏祭りに下呂温泉等といった風に、内陸地域におけるロケ地としても見逃せないところが多々あります。
なぜかトラック野郎の歴代ロケ地としてはこれは私個人の視点にしか過ぎませんが、むしろ海岸沿いの都市地域のイメージが多かったように思っております。
トラック野郎の歴代ロケ地を改めて振り返ってみますと、第5作目は新潟地域と金沢市、第3作は広大な北海道であっても釧路市のような海岸都市のイメージがむしろ前面に出されておりました。
さらには第6作目は熊本に鹿児島、そして唐津といった感じで、あるいはまた第2作目の姫路に第10作は高知という風でした。
トラック野郎の全10シリーズの中でも山岳地域と海岸地域との組み合わせによるイメージの強さというのが、実はこの「突撃一番星」の他の9作にはない独特の醍醐味であったと私は考えており、本作そのものを独特の作品としてお勧めしたい一つの動機でもあるのです。
それもこの「突撃一番星」の予告編のロケ地としては、一番星号が東海道新幹線の今はなきゼロ系と並走して走っている場面も映し出されていました!!
これもまたまた、実は「突撃一番星」の他の9作にはない見どころでして、私なりに何度も確認したところ、場所が滋賀県内の国道8号線内であったことが分かって来たのです。
なぜここまでして、私自身が「トラック野郎・突撃一番星」のロケ地にこだわるのか。
それもロケ地自体がズバリ!! 伊勢志摩にせよ新幹線の並走場面にせよ、私の住所の三重県内から手の届く場所にあった、というのもまた紛れなき事実であったのです。
したがってこういう風なところこそが、私自身が「トラック野郎・突撃一番星」なる作品を独特の作品としてお勧めしたい、決定的な一つの動機でもあるのです。
「トラック野郎」ロケ地は「突撃一番星」で我が国独自の文化を見直す
トラック野郎に限らず如何なる作品であれ、ロケ地を辿りそして回想するという試み自体、私なりの視点からすれば先人達が残し続けてきた文化を見直す一環である、という思考であります。
なんせロケ地として選定された伊勢志摩地域自体が、「美味し国」として認識されている、そんな土地柄でもあります。
あれほどまでの世界的な観光資源豊富なロケ地における、桃次郎の大活躍を最大のハイライトスポットとして、併せてまた国際会議観光都市に指定されているほどの、高山市までをも舞台としています。
またトラック野郎史上においてもそのような我が国特有の伝統的な作風とは対照的となったのが、桃次郎が宇宙人と交信を試みるという、SF的で近未来的な感覚を描写した場面でもありました。
ここでもまた、桃次郎によるバカの一つ覚えみたいな一途な性格と共に、彼なりの最先端技術を追求すべく(!?)姿勢がより一層、「突撃一番星」の作風を前面に演出しているな、てな感じでもあります。
さらに着目すべきは、この7代目一番星号が掲げた、「未知との遭遇」なるキャッチフレーズでした!!
これこそまさに、過去6代に於ける一番星号からは変革的、と言いたいほどの当時最新鋭のデジタル的な感覚を模った装飾だったと言えます。
確かにトラック野郎公開当時における70年代の背景としましても、まだまだアナログ文明が主であって、それがまたまたこの回の一番星号を通じて、時代を先取りすべく作者側の演出意図を一層際立たせた、とも言いたいところです。
以上のような「トラック野郎・突撃一番星」におけるロケ地回想に伴った、対照的な場面に目を向けることによって、今回もまたまた新たなる気付きというものが見出すことが出来ました。
というのズバリ!! 先進技術と古典的な伝統文化との共生、みたいなところです。
転じて、「トラック野郎・突撃一番星」のロケ地の回想自体、いかにデジタル文明が発展しようが我が国の民衆が時代の激変と共にどこかに置き忘れてきた、自然観光資源の尊重というものを、どこかで再認識させてくれる型になるのではないでしょうか。
我が国の他国にはない、自然の豊かな恵みと密度の高い伝統的な生活文化というものを、改めて見直すその価値なるものが今回紹介した「トラック野郎・突撃一番星」のロケ地の回想より見いだせるなら、これほどまでにありがたいことはありません!!
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