愛川欽也氏が映画「トラック野郎」で開いた、時代の花道

愛川欽也氏による映画「トラック野郎」発案の動機とは

　今回もまたまた映画「トラック野郎」についてですが、今回は故・愛川欽也氏という、星桃次郎にとって良き相棒のジョナサン役の演じての視点から、お話ししていこうと思います。

　
　実はこの愛川欽也氏こそが、元々映画「トラック野郎」の原案を作成した立場だと本人も証言していますが、まずは私なりに収集した限られた情報や過去の記憶の中からも、その動機や愛川欽也氏が如何なる価値を時代にもたらしたか。

　
　という風なところを解いて、映画「トラック野郎」の英雄的価値というものを、改めて見出していこうと思います。

　

　今までの投稿においても、私としては何度も何度も繰り返してそうなセリフではあります。

　
　が、今回の焦点としては、映画「トラック野郎」が生み出されたその時代背景という視点からも、今日の我々のお手本となるべき発見をしていこう、というところです。

　
　まずは、愛川欽也氏自身による、映画「トラック野郎」発案についての証言とは、ザッとではありますが、お話しします。

　

　アメリカで放映された「ルート66」という、大学卒業目前に控えた、２人の若者がアメリカ大陸を車で旅する物語の吹き替えをしたことが原点になったとのことです。

　
　併せて、愛川欽也氏とその生涯の盟友となった菅原文太兄いとの出会いについてのきっかけですが、愛川欽也氏が当時司会していたあるバラエティ番組に文太兄いが出演したことだと話しております。

　
　
　
　そこでちょうどその時、愛川欽也氏と同年代でもあった文太氏と意気投合し、愛川欽也氏から当時文太兄いの定番であった「仁義なき戦い」で一世風靡していた、東映に企画書を持ち込むようになっていったようです。

　正しくこのアクションこそが、当時のご時世に一条の光をもたらす型となるのですが、肝心要のなぜ「トラック野郎」になったのか、という決定的な動機については、言うまでもなく私としては是非とも押さえておきたいところです。

　

　そこで、愛川欽也氏によるその動機としてのエピソードについてです。

　

　ある時、とある番組にて、派手に飾って高速道路を突っ走るトラック運転手達のドキュメンタリーを見たのが、１つの決定的な誕生秘話として語られております。

　
　また愛川欽也氏自身としても、当時はまだ出来て間もなかった東名高速を愛車で走りつつ、キンキンキラキラのトラック達を目の当たりにしていたようです。

　

　
　という事で、愛川欽也氏なりの「ルート66」の日本版として、主人公をスポーツカーからトラックに置き換えて全国津々浦々を旅するという物語が形成されていったのです。

　
　これはまた、私なりの愛川欽也氏の発言に対するかすかな記憶ではありますが、かつてどこかのアートトラック専門誌にて、

　
　

　トラック野郎たちは、日本経済の成長を根底で支え続けてきた、素晴らしき縁の下の力持ちである

　
　

　という旨のセリフも覚えております。

　
　言い換えるなら、そんな我が国の経済にとってはまさに血液にも値する重役を果たしてくれているトラック野郎達の心意気に報いよう、

　

　との愛川欽也氏なりの強い姿勢が次第に高まり、後に国民的大ヒットを成し遂げた一大英雄事業としての映画「トラック野郎」が、永く語り継がれていく型となるのです。

愛川欽也氏が映画「トラック野郎」企画により、時代に投じた歓喜の光

　愛川欽也氏による映画「トラック野郎」発案に当たり、また一つここで欠かせない焦点として押さえておきたいことがあります。

　
　というのは、映画「トラック野郎」第一段シリーズが公開された1975年前後の我が国の時代背景についてです。

　
　実は映画「トラック野郎」の本質を学んでいくに当たり、というよりもどの作品でもそうですが、その時その時の社会情勢たるものは、言うまでもなく避けては通れない視点であります。

　

　私の生まれた1975年及びその直前の経済情勢はと言えば、オイルショックの影響もあり、それより前の1960年代後半期における高度経済成長期とは急変して、大幅に低迷していたようです。

　
　恐らく、愛川欽也氏としては特別にそういう社会情勢に逆行して何か大きくひと花咲かせてやろう、みたいな意思はなかったとは思います。

　

　がしかし、結果的に前述したような愛川欽也氏による大体的なアクションこそが時代を先取りした、大幅に抜きに出た英雄的事業として認められたのです！！

　
　映画「トラック野郎」により、まさしく当時の厳しい社会情勢のイメージを払拭すべく歓喜の光を、日本列島にもたらしてくれたのです!!

　

　そうです、この映画「トラック野郎」については、本ブログにも投稿してきた「西部警察」同様に、一大英雄事業としての最高峰であります。

　

　
　
　なるほど、それもそのはず、主人公の桃次郎にジョナサンだけでなく、少なくとも共演していた同じトラック野郎仲間達からは、当時の不況すら感じ取れないほどの活気的な、潔い心意気がかゆいところに手が届くほど伝わってくるようです。

　
　さらにそのトラック野郎達は、何か困難にぶつかっても互いに固き信頼関係の下に、次々と道を切り開いて行く、生粋な生き様の持ち主達でもあったのです。

　

　言い換えれば、この映画「トラック野郎」としてもまた、一人一人全てが主人公であった、英雄的最高傑作として君臨し続けてきたのです！！

愛川欽也氏による映画「トラック野郎」発案に学ぶ、未来への花道　

　今こうして改めて振り返ってみると、当時の愛川欽也氏による映画「トラック野郎」発案の姿勢そのものは、紛れもなく現代の我々における生き様の最大のお手本の１つとなってくれているのです。

　
　最も、発案した愛川欽也氏としても、映画「トラック野郎」公開までには、幾度となく人知れぬ葛藤困難があったはずです。

　

　にも拘わらず、これと言って意識せずとも決断の上にさらに決断を下して行動に移していった、そのまさしく叩き上げとしての実録が、映画「トラック野郎」においては実証され続けております。

　
　多角的な視点から見て、いかに今日の日本は完全に詰んでいると言われようが、SNSにて「日本は終わってる」発言が大きく話題を呼ぼうが、「トラック野郎」の世界観においては、このような感覚は水の泡と消えてくれるはずです。

　

　恐らく、今日の環境からしても、多くの民衆が自信を失い、行く先が見えなくなってしまっているであろう、そんな今日においては映画「トラック野郎」のような活気あふれた世界観は、程遠く映ってしまうかも知れません。

　

　がしかし、こういうご時世だからこそ、かつて愛川欽也氏による発案から生まれたと語り継がれている映画「トラック野郎」を、私なりに真心を込めて、少しでも多くの悩める人達に紹介していきたいのです！！

　
　数々の困難を生き抜いて一世一代の英雄的事業を成し遂げ、未来への花道を切り開き続けて来てくれたという真実を、改めて認識したい。

　

　映画「トラック野郎」なる一大事業こそが、今日の我々に対しても少なからず学びを与えてくれる存在として見習い、日々の行動に役立てていただければ、何よりありがたいです。

　
　愛川欽也氏発案による映画「トラック野郎」は、下記よりご視聴いただけます。👇

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