愛川欽也氏の「トラック野郎」での取り組みから、40代が学ぶべき事
愛川欽也氏も「トラック野郎」出演当時、40代真っ盛りだった
またここで、「トラック野郎」についての話題に移ります。
今回はやもめのジョナサン役として出演した愛川欽也氏について、少し前の菅原文太兄いの話題とも関連付けながら、お話ししていこうと思います。
実はこの当時の愛川欽也氏の実年齢としても、まさしく文太兄いと同じ40代の真っ盛りでして、70年代当時において民衆を先導すべく、現役世代の代表格でした。
愛川欽也氏自身としては、1934年生まれでして、文太兄いよりも1歳年下でした。
という事は、この愛川欽也氏が「トラック野郎」を演じた1975年から1979年にかけては、41歳から45歳を迎えた年代であった、という計算になります。
で、愛川欽也氏演じたやもめのジョナサンとは、元々岩手県県警にてかつて「花巻の鬼台貫」として名を轟かせたものの、飲酒運転で懲戒免職⇒トラック野郎へと転身したという、何とも滑稽な役どころでもありました。
9人の子だくさんでもあり、主演の桃次郎とは対照的な性格の持ち主で、血気盛んなところを節々に見せながらも、むしろ温厚な性格だったようです。
言い換えれば、「トラック野郎」においては、ジョナサンが人情派であるのに対して、桃次郎は破天荒な実録派、とも比喩されたほどでした。
これほどまでの、独自のコントラストを演出したコンビが喜怒哀楽を共にしつつ、日本列島津々浦々にて、笑いと涙の劇的な場面を展開していったのです!!
このまさに、愛川欽也氏と菅原文太兄いによる、「トラック野郎」という歴史的傑作がなかったら、恐らく70年代はまたまた違うものになっていたであろう。
それほどまでに、この愛川欽也氏と菅原文太兄いという、当時の現役世代の中枢を担っていたとされる、二大巨頭の存在は実に大きいものでした!!
愛川欽也氏の英断により、「トラック野郎」は世に送り出された
ここで再度、「トラック野郎」が発案された、あの頃についてもおさらいしてみましょう。
第一弾シリーズ「御意見無用」が内定していたとされる時期においては、愛川欽也氏としてはちょうど40歳であったわけです。
そのまさに、40代の真っ盛りを迎えた一大転機に、愛川欽也氏が「トラック野郎」のための原案をひらめいたのです。
そして当時愛川欽也氏が司会を務めていたバラエティー番組で知り合った文太兄いと共に東映側に直談判、これにより歴史的最高傑作「トラック野郎」が世に送り出されることになったと、語り継がれております。
さらにまた、愛川欽也氏が証言していた、「トラック野郎」発案の動機についても振り返ってみましょう。
以前もお話ししましたが、愛川欽也氏がNHKのバラエティー番組にて、東名高速等を走っていた装飾を施されたトラック達からヒントを得たのがまず1つでした。
さらに愛川欽也氏自身としてもまた、
トラック野郎たちは、我が国の経済を縁の下で支える、立派な裏舞台の主役達である
という旨の証言もしていたのを覚えております。
こここそが正しく、愛川欽也氏が歴史的大英断の一環として、「トラック野郎」の実現化に結び付けた、本質的な動機の一つでもあったと、考えられます。
愛川欽也氏による「トラック野郎」発案も、今日の40代のお手本に
この前の菅原文太兄いに関する話題同様に、今回お話しした愛川欽也氏が「トラック野郎」の発案者として大英断に踏み切ったというものまた、今日における我々40代がお手本とすべくものでもあります。
しつこいようですが、「トラック野郎」が公開されたご時世としましては、オイルショックとも合いまった恐慌により、戦後初の経済のマイナス成長を記録したりと、それまでにはなかったほど、不調を極めていたとされております。
という事は、多かれ少なかれその70年代半ば当時としては、今日の過酷極まりなき社会情勢とも共通すべくものがあったのは、嘘とは言えません。
最も、それ故に「トラック野郎」に携わった関係者達としては、人知れぬ幾多もの困難を乗り超えてきたことでしょう。
無論、愛川欽也氏の立場としても、困難を乗り越えてきたという点については、例外なきものであったはずです。
したがって、それほどまでの過酷な場面をものともせず、というどころが、
まさしくその過酷を極めたご時世を陽転させてやろう!!
と言わんばかりの心意気が、愛川欽也氏なりのジョナサンの役柄そのものからも、理屈ではなく伝わってきて来て仕方がない、というものです。
「今はそろどころの時代ではないからなぁ」だとか、「そうか、あの頃の40代は今時とは違って、活気にあふれていたからなぁ」というセリフでまとめてしまうのは、いとも簡単なことです。
しかし、ここで「トラック野郎」を始めとした、英雄的資産を語り継いでいかんとする私の立場からも、またちょうど40代真っただ中の立場としても、今まさに言わせていただきたいことがあります。
今回紹介した愛川欽也氏の「トラック野郎」における生き様は、
如何なる究極の場面においても決して諦めることなく、英断を積み重ねていく
ことでこそ、
民衆に対して数え切れないほどの感動を与え、そして時代を先取りすべく手本を、常に実証してきた
ものとして、「トラック野郎」からは必ずや何らかの学びを得ることが出来ます!!
愛川欽也氏の大英断が生み出した「トラック野郎」については、以下よりご視聴いただけます。👇
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