月別アーカイブ: 2019年04月
「トラック野郎・天下御免」における、アクの強きライバルキャスト達 トラック野郎シリーズ第4弾・「天下御免」の作中においても、例外なく他のシリーズ同様に、桃次郎にとってのライバル役のキャストたちと痛烈にぶつかり合い、そしてぶつかり合う事によってこそ、新たな信頼関係が生まれていく、という展開になっております。 今回紹介する「トラック野郎・天下御免」におけるキャストたちにつきましては、前回紹介した千津(松原智恵子氏)のように、地道で堅実なキャストとはまたまた異なったキャラクターではあります。 彼女彼らは、全10シリーズから見ても、ひときわ性質の異なるライバルキャストたちで、一番星桃次郎と共に、笑いあり、感動ありの身を熱く焦がすようなドラマを展開していきます。 そんな桃次郎のライバルたちとして、「トラック野郎・天下御免」のシリーズで桃次郎を支えたキャストですが、この「トラック野郎・天下御免」においては、実はライバルキャストが2名存在したのです。 トラック野郎シリーズにおける、ライバルキャストの設定としては、どのシリーズも桃次郎との格闘シーンにトラック野郎としてのプライドをもかけたワッパ勝負(ただし、7作はライバルキャストの愛車なし)が定番の見どころとなっております。 「トラック野郎・天下御免」での、ライバルキャスト達との決定的場面 そんな「トラック野郎・天下御免」における、ライバルキャストとしてのメインがコリーダこと須田勘太(故・杉浦直樹氏)で、もう1名がなんとコリーダの妹役としての須田雅美(マッハ文朱)という、それまでのシリーズから見ても、何とも驚異的であると言えるキャストの設定となっております。 ... Read More | Share it now!
・・・[続きを読む]「トラック野郎」で、桃次郎の御意見無用の実録を支えたジョナサン 今回も再び、シリーズ第一弾「トラック野郎・御意見無用」(1975年公開)についてお話していきますが、やもめのジョナサンという、星桃次郎の相棒として以来全10作に渡って活躍し続けてきた、トラック野郎の「第二の主人公」についての話題です。 そもそもトラック野郎・御意見無用においては、桃次郎だけでなく、あくまでジョナサンこと松下金造(故・愛川欽也氏)も主人公であり続けた、という視点に私は常に立ってきました。 このジョナサンは、トラック野郎シリーズ・御意見無用以来、桃次郎役の故・菅原文太氏と並んで、「文太・キンキン痛快コンビ」というキャッチフレーズで親しまれ続けて来ました。 トラック野郎の映画においては、この「御意見無用」なるタイトルもまた、このシリーズの幕開けを切った第一弾作だけでなく、あくまでトラック野郎全10シリーズにおいて、桃次郎の生き様の原点となってきたのです。 また、トラック野郎シリーズにおいてよく語り継がれている合言葉としては、「実録派・桃次郎」と対照的に「庶民派・ジョナサン」みたいな感じでした。 家族構成ですが、独身で「トラックが女房」という桃次郎に対して、ジョナサンは妻君江(春川ますみ氏)との間に9人の子供(「御意見無用」当時)を持つ、大家族の主でした。 桃次郎の破天荒な気質と、温厚な性格のジョナサンとのコントラストもまた、トラック野郎シリーズにおける大きな見どころでもあります。 もともとジョナサン自身としては、前にも書いたとおり、警察官からトラック野郎に転身したわけですが、愛車は4トン半の中型トラック、行灯のセリフは「日本銀行御用達」「現金輸送車」と謳っており、二代の箱のペイントには一万円札(当時は聖徳太子)が描かれているという、なんとも珍妙な演出でした。 そ んなトラック野郎シリーズにおける、「第二の主人公」であったジョナサンは、第一弾「御意見無用」以来、桃次郎と時には激突し、そして時には助けられ、また時には桃次郎を助けつつ、同じトラック野郎としてだけではなく、桃次郎の素晴らしき仲間としてその生き様を支え続けて来たのです。 「トラック野郎・御意見無用」におけるジョナサンの見どころ 早速この「トラック野郎・御意見無用」の劇中でも、ジョナサンは庶民派として人情味あふれるキャラを演じておりました。... Read More | Share it now!
・・・[続きを読む]今回は「トラック野郎・御意見無用」(1975年8月公開)に関して熱く語らせていただこうと思います。 正しくこの最高傑作こそが大衆娯楽文化の当時の新たなる幕開けとして、特色の強い出演者たちが、桃次郎始め一丸となって当時の最前線を斬新な型にて牽引していくきっかけ作りになったと感じさせられます ... Read More | Share it now!
・・・[続きを読む]今回は「トラック野郎・天下御免」(シリーズ第4弾・1976年12月公開)の見どころの場面におけるロケ地について、語っていきます ただ単にロケ地の場所を知るだけではなく、その場面における臨場感を感じ取りつつも、「トラック野郎・天下御免」から学ぶ何かがあると信じて、紹介させていただきます。 映画「トラック野郎」シリーズと言えば、主人公である大型トラック運転手の星桃次郎(故・菅原文太兄イ)がキンキンキラキラの愛車・一番星で全国津々浦々を相棒のやもめのジョナサン(故・愛川欽也氏)と駆け巡る国民的映画として長年大衆に支持され続けて来ました。 主人公のトラック野郎である桃次郎は、破天荒で激しい気性の持ち主でありながらも、高潔かつ生粋な人格の持ち主で情に厚く、窮地に陥っている誰かに常に救いの手を差し伸べ続けて来ました。 そんな全10作あるトラック野郎シリーズ(1975年~1979年にかけて放映)のロケ地の中でも、第4作目の「天下御免」の最終の爆走シーンが最も私の心に突き刺さったロケ地及び名場面として選び抜いていこうと思います。た ただし随分時が経っているので、あくまでも確定的な情報ではないことを最初に言っておきます。 それらのロケ地に対する限れらた情報と併せて、ロケ地においての展開についても紹介していきたいと思います。 ... Read More | Share it now!
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