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「西部警察」はリキの殉職という、大門軍団の重大局面!!

2020/09/23

 

今回は「西部警察」シリーズ史上における殉職場面として、リキこと松田刑事の場面をも紹介していくことにします。

 
 ズバリ!!   「西部警察」を語るに当たっては、このリキによる殉職こそが、かの大門団長殉職と並ぶ有数の局面として、語り継がれてきたのです。

 

 私も実はたまたまこのリキ殉職場面につきましては、過去に放映されていた「西部警察」シリーズの再放送でも見た記憶がありまして、というよりも未だショッキングで忘れられなかった、というべき場面でもあります。

 

 そもそも第一に、いきなりそのまんま決定的なネタ明かし以外の何物でもない、「松田刑事、絶命!」と銘打たれていることもあって、ここまでやるか!?   みたいな制作側による心意気さえも、最大化されていた感じです。

 
 ついでに放映された時期的には、いわゆる「西部警察パートⅠ」の時代でして、まだまだスカイラインRSターボは登場せず、団長用のマシンとしてもスーパーZではなく、スカイラインは黒いジャパンターボマシンXの時代でした。

 
 キャスティングとしましても、大将こと山県刑事にベテラン刑事の長さんといった面々が、西部署に配属される以前の話でした。

 

 そんな当時の大門軍団においては、まさにこのリキこそが団長始めとしたメンバー達からも人望が厚く、殉職させてしまうにはあまりにも勿体無い、というほどまでの有能な刑事でした。

 


 ついてはこのリキが殉職してしまったシリーズとは、ザッといかなるストーリーで、さらに製作者側の意図するところとは、どんなところだったか。

 
 この辺りを見直していこうと思います。 

「西部警察」はリキが殉職に至るまでの、度重なる劇的な展開

 さて、この私自身にとっても脳裏に焼き付いて消えることなき、リキが殉職を遂げたあの回を、振り返っていこうと思います。

 

 実はこの回につきましては、リキが本庁栄転への話が固まりつつあった、そんな最中での仕事でした。

 
 併せて、このリキ役を演じたのが寺尾聡氏でした。

 
 その寺尾さんと言えば、あの時期的にもちょうど「ルビーの指輪」で大ヒットを飛ばしたばかりの頃でした。

 
 トレードマークとしても例のサングラス姿をまんまリキ役にも適用し、寺尾さん特有の渋い役どころが魅力的でした。

 

 この度の事件での、まず最大の焦点となったネタとしましては、越川という男の釈放を巡っての、犯人側との死闘でした。

 
 
 まず始めに、その越川釈放の要求電話が入ったのが、よりによって大門団長の自宅でした!!

 
 しかもその日に限って、団長の妹・アコが自宅に設置されていた盗聴装置で話を受け、当日正午に渋谷はハチ公前まで越川を連れて来い、との旨でした。

 

 その後、大門軍団のメンバー達はそれぞれ捜査に乗り出し、同時に拘置所にいた越川自身の取り調べも実施しました。

 
 こうして指定時間が近づいてくるなか、団長の口からは思いもよらぬセリフが飛び出しました。

 

 「釈放の要求は無視します」とのことでした!!

 

 よって遂に、指定の正午を迎えたその時、「越川の釈放はない」と見た犯人の一味は、ライフルを発射しある一人の男子学生が負傷しました。

 
 幸い彼には命に別状はなかったのですが、結果大門団長始めとした西部警察署は、直ちに世間の批判の目にさらされ、マスコミにもショッキングな型で取り上げられていきました。

 


 後ほど団長がマスコミの前で会見、という場面がありましたが、つまりここでは「なぜ犯人を釈放しなかったのだ!?」「これ以上犠牲者が増えるのを、傍観するつもりか!?」みたいな感じで、問い詰められていきました。

 
 その上さらに、刑事部長始めとした上層部たちは、むしろ越川の件に関しては大して首を突っ込もうとはせず、「あくまで大門君の全責任に基づいて決定しろ」とのことでした。

 

 要は本庁が団長を矢面に立たせようとした、というのが妥当なところでした。

 

 がしかし、この後誰もが思いもよらぬ信じられない事件が起こりました。

 
 というのも、城西拘置所に身柄を置かれていた越川を乗せた護送車が襲撃され、身をさらわれたのですが、実はこれが大門軍団によるものでして、即ち越川を仮釈放するための究極の決断というものでした!!

 
 言うまでもなく、大門軍団の行為は西部警察署のみならず、全国の警察を愚弄すべきものとして、団長はいかなる処分をも覚悟すべく、そんな立場に追いやられました。

 
 驚愕なことにこの釈放劇自体何を隠そう、団長の指示によるものでした!!

 

 また直後、さらに団長からリキに対して「直ちに捜査から降りろ!!」との命令が入りました。

 
 実はこの団長のセリフにも、決定的な訳がありまして、というのも先ほど言った本庁栄転に関わるところでした。

 
 団長としては、リキが大門軍団に残るのはあまりにも惜しい話で、何としてでもリキの栄転を実現させたかったのです。
 

 
 もっと言えば、リキにも大門軍団ならぬゆくゆくは松田軍団を率いて、犯罪撲滅に尽くしてほしい、それほどまでの親心から来たものでした。

「西部警察」にてリキが殉職を遂げた、この凄絶な場面



この時点では、既に犯人からは3月28日正午都内にて大爆破を起こすという旨の声明文が届いておりました。

 
 併せて、都内の第4資材置き場に身代金として2億ドルを持って来い、とのことで、さらには爆破半時間前にも連絡する、とのことでした。

 


 事件解決を急ぐ大門軍団の一方で、リキとしてはやはり単独でも裏から動かざるを得ませんでした。

 
 
 その最中で、越川の一味である犯人の一人を問い詰めたリキは、遂に越川の不動産事務所を突き止めました。

 
 まさにここで、決定的な証拠をもとに爆弾が仕掛けられている場所を西部警察署に連絡し、同時に越川との決着がつけられたのもまたこの場所でした。

 

 越川を撃った後、リキはさらに爆弾の場所そして第4資材置き場の爆弾設置場所はマンホール、との揺ぎ無き証言を得ることが出来ました。

 

 これにて、リキは既に大門軍団が身代金と共に向かっていた指定の取引場所に、車を飛ばして駆けつけました。

 
 首謀者以下の犯人グループとは既に凄絶な銃撃戦が展開されており、即ちリキは大門軍団に対して「マンホールには近づくな!!」と必死に呼びかけておりました。

 
 
 いよいよこれより、命運をかけた犯人グループとの死闘のクライマックスへと突入、マンホールより前に出ようとしない大門軍団に対し、しぶとくマシンガンで攻撃し続ける敵グループでした。


 凄まじきデッドヒートの続く中、団長がライフルで高所作業場にいた首謀者と思しき男を撃った、まさにその時です!!

 

 遂に居ても立っても居られなくなったリキが車から降りてきて、軍団と共に闘おうとしました。

 この首謀者の男が最後の力を振り絞るようにして近くにあったマシンガンを手に取り、弾がリキに命中してしまったのです!!

 

 その瞬間、団長も捨て身にてマンホールを越え、リキを救出に前に出ました。

 
 マンホールの爆弾からは逃れたものの、既にリキは瀕死の重傷でした。

 

 この時、団長に抱えられていたリキは最後のメッセージとして、「俺はあくまで大門軍団として活躍したい」という意志を伝え、殉職してしまいました。

 


 よってリキの殉職が大門軍団では、鳩村と同じく舘さん演じたタツこと巽刑事に次ぐ「西部警察」史上2人目となってしまいました。

 
 かつてのリキとしても、重傷をおってまでそのタツの命を助けたりもしましたが、この回の結末では残念ながらタツはダイナマイトから逃げ遅れ、殉職を遂げました。

 

 繰り返しますが、本庁栄転に相応しいほどの才の持主であったリキを、あんな無残な型にて失ってしまった西部警察署は、言うまでもなく重大な局面に立たされました。

 
 大門軍団の哀しみもなおさらで、二宮係長は「自分よりはるかに若い刑事が、こんな型で早死にしてしまうとは・・・・・・・」と、そして帰宅した大門としてもアコより、「どうしてリキさんを見殺しにしてしまったの!?」と、誰もがやり場のない気持ちに駆られていました。

 


 よって以上のようなところが、「西部警察」における、リキこと松田刑事の凄絶を極めた殉職の回でした。

 

「西部警察」はこのリキ殉職の回が、我々に物語っていること

 少なくとも愛好家達の間では言うまでもないことですが、「西部警察」とはあくまで非現実的な場面がナンボ、の物語でした。

 
 今回紹介した回としましては、例えばミサイルや戦車といった類の派手な演出はなくとも、護送車襲撃⇒犯人を強制的に仮釈放という演出だけでも、警察の資質そのものを問われるべく、他の回にはない中身の濃い場面だったと感じ取れます。

 

 それ以前にも、犯人釈放の要求により、究極の選択を迫られた団長が、いかにして責任を果たしていくか。

 
 ここに関しても、まさに世間の批判を恐れることなく、そしていかなる状況下においてもあくまで揺ぎ無き冷徹な姿勢を一部始終において貫き通した団長でした。

 

 中には、団長がそれこそ先ほど言ったようにリキを見殺しにしてしまった、と言いたい人もいるかも知れませんが、どのみち団長としてはリキを目一杯後押しし、親身に徹してきたことは、紛れなき真実です。

 


 以上のような視点からは、このリキが殉職した回とは、「西部警察」史上最も質の高い最高傑作として、厳選すべきではないか、と考えております。


 今回紹介した「西部警察パートⅠ」第122話「松田刑事、絶命!」のご視聴は、以下より可能です。👇


 

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私カリスマ継承漢とは

始めまして、カリスマ継承漢です。

ここでは、私カリスマ継承漢の経歴、そしてブログ運営においていかに歴史に残るべく英雄的傑作達を提供しようとしているか、という姿勢等について、お話ししていきます。

 

名前 : カリスマ継承漢

性別 : 男

生年月日 : 1975年4月14日

血液型 :   A型

前職 : 某コンビニエンスストア加盟店経営者(15年)

 

影響を受けたカリスマ的人物達及び歴史的傑作達

音楽

・ロックの帝王「オジー・オズボーン

・ロブ・ハルフォード(ジューダス・プリースト)

・人見元基(ヴァウワウ)

 

映画

 

・「トラック野郎」全10シリーズ

 

テレビドラマ

 

・「西部警察」シリーズ

 

 

 

ザッと以上のようなところが、私が生涯において正しくカリスマ的と称するに相応しい、歴史に残るべく英雄的存在であります。

 

という事で、既にトップメニューにも記した通り、あくまでも非情な変化を遂げていく我々の生きる現代社会においても、決定的なお手本となり得るまでの価値を見出せる。

 

そんな歴史的な名作だけを選び抜いて、私なりに紹介してきたつもりではおりますし勿論、今後ともこの姿勢は揺らぐことはありません。

前述のとおり、私の前職はと言えば言ったとおり、15年間に渡って24時間年中無休という形態の、一般市民の生活に最も密着したと言われる現場にて、無意識のうちにもピンからキリまでの価値を提供し続けて来ました。

 

そんな私カリスマ継承漢が、今度はブログによる情報発信という土俵に身を置き換え、再び民衆たちの為に何らかの有益となる価値を提供していこう、という意志に基づき、第一歩を踏み出したのです!!

 

そして、どうせ一度きりの生涯なら、どうせこの道に一旦足を踏み入れたからには、あくまで粋に潔く、訪問者さん達を後押しできるような存在をこのカリスマ継承漢としてもまた、目指すべきものであります。

言い換えれば、カリスマ的英雄資産を受け継ぎ、更に未来に語り伝えていく者として恥ずかしくない姿勢とはいかなるものか。

 

という風な課題を一つ一つ乗り超えていくところが、私としても本来目指すべき姿でもあります。

 

さらには、ただ単に私だけがただただ次々と語り継いでいくだけではなく、価値ある情報を提供する側としてもまた、訪問者さん達をそれぞれの目的地にまで導いていく、という風な姿勢も崩さずに運営してまいります。

 

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