長塚京三氏が西部警察にて熱演したキャラは、こんな重役でした
今回は長塚京三氏もまたまた、本サイトにて絶賛し続けている「西部警察」シリーズにて、実はこれほどまでの伝説的と呼ぶにも値するような役を果たしたんです!! という話題を紹介していきます。
まずは、長塚京三という俳優に関して、軽くではありますがお話ししていこうと思います。
1945年生まれで、早稲田大学中退後フランスはパリのソルボンヌ大学に入学後数年間、フランスで過ごしていた模様で、デビューは在学中の1974年でした。
元々長塚京三氏の若かりし頃は、例えば私の印象で言うところの60代以降に見られたような渋みのあるキャラではなく、むしろ甘いマスクの持主の美男子、好青年という感じでした。
つまり、今回紹介する「西部警察パートⅢ」に長塚京三氏が出演したのが1983年、つまり30代の頃で、ちょうどその前後にはかの「太陽にほえろ」にも数回、ゲスト出演していた模様です。
ただ単に好青年というだけでなく、同世代の男性達からみても長身の恵まれた体格で、そう言えばワイルドさも目立っていた、あの頃の長塚京三氏でした。
また、長男の圭史さんは2009年に常盤貴子氏とご結婚され、俳優としてだけでなく劇作家に演出家としても活躍してくれているようです。
つまり、常盤さんは長塚京三氏からすると、義理の娘という関係になります。
よってこれより、長塚京三氏がかつて「西部警察パートⅢ」にて、いかなる重要な役どころを演じてくれたのか。
ここを振り返っていこうと思います。
長塚京三氏が「西部警察パートⅢ」にて演じた、凄腕のレーサー役
まず「西部警察」そのものを語るに当たっては、これまで幾度となく繰り返しては来ましたが、大門軍団始めとしたレギュラー陣だけでなく、ゲストに脇役達までもが各々主人公である一大英雄物語であると認識すべきところです。
まさにそんな英雄物語において、長塚京三氏としてもまた任された重役というのが、深町というプロのレーサーを務める男でした。
このシリーズの正式名称としましては、「西部警察パートⅢ」第14話に当たる『マシンZ・白昼の対決』というものでした。
その深町の愛車は2代目に当たるS130型フェアレディZで、事の発端としましては、深町がマシンガンにて現金輸送車を襲って警備員を射殺、数千万円を強奪した事件でした。
しかもそのZというのがズバリ!! 先に言ってしまいますが、「西部警察パートⅢ」の主人公車・スーパーZのなりすましだったのです。
ガルウィング始めとした外観にエンジン、及びその他の特殊装備は言うまでもなく何から何までが精巧にモデリングされておりました。
それだけではありません、何と!! ナンバーまでもが完全一致してたのです!!
まあ唯一異なる仕様としては、団長の本物が催涙弾であって、深町によるなりすましが実弾であったという点のみでした。
よってその「深町版」スーパーZは、あたかも西部警察署に対する見せしめをしていくかのように、ちょうど現金輸送車の警護に当たっていた大将と純の乗った車両(330型セドリック)を襲撃した場面もありました。
しかもこの時、残念ながら大将たちの車も深町のZには到底追い付けず、逃げられてしまいました。
そうです、正しくこの深町とは、「西部警察」史上卓越した孤高なるテクを所有したレーサーだったのです!!
長塚京三氏が「西部警察パートⅢ」にて演じた深町に関する謎を解く
深町がいかにして、偽スーパーZの製造に成功したのか?
まさにこの謎を解くために、次々と捜査を加速させていく大門軍団ではありました。
警視庁より、いつ、どこの誰が、どんな裏ルートを使用してスーパーZのデータが深町及びその関係者達に行き渡ったのか・・・・・。
という事で、まず1つに考えられることと言えば、警察関係者の誰かがスーパーZの設計図を持ち出すなりして、外部に漏れてしまった。
しかし、ここで大きな一つの焦点となったのが、一連の情報はあくまでコンピューターで管理されていて、設計図は焼却処分されてしまった、というところでした。
言うまでもなく、西部警察署のスーパーZは、あくまで当時の最先端技術を最大限に駆使した産物でした。
という事は、本庁のコンピューター内に必ずや何らかの型でインプットされていたはずです。
よって、その設計と製造に携わった業者達に、実際に手を施したメカニックから果てはコンピューター関連のNJCまで、調べる手がかりは一通り揃っていたという事になります。
長塚京三氏が「西部警察パートⅢ」で演じた深町による動機とは
ここまで来て、長塚京三氏が演じた深町が偽スーパーZ製造に際して辿った軌跡、そしてそもそも偽スーパーZを製造した奴の動機は如何なるものであったか。
ここもまた解いていくとします。
次々とそのいきさつを追っていきますが、ある晩西部警察に堂々と深町自身より、「今署の前に死体、その処分費用である金を置いた。大門、俺はあんたと勝負がしたい」という旨の電話が入りました。
で、早速深町がくれた情報より、その死体は大手コンピューターメーカー・NJCの優秀なエンジニアであった田辺という男であることが判明しました。
さらに決定的なことに、NJCがスーパーZ専用のコンピューターメーカーであったこと、そして田辺自身が守秘義務違反により解雇、パスワードまで盗んでいたことまで分かりました。
よってこの田辺は退社後、スーパーZの製造に携わった整備工場で深町と知り合い、以来手を2人は組んで偽スーパーZ製造に着手した、そんなところでした。
ちなみに深町に拉致され、実際に製造に携わったのは、工場長であり凄腕のメカニックであった高森さんでした。
長塚京三氏が「西部警察パートⅢ」にて演じた、深町の決定的な因縁
一方の団長としましても、団員達の証言や捜査の結果を手掛かりに、過去の記憶を辿っていきました。
そこで交通課も当たってみたところ、ズバリ!! 団長と長さんが偶然交通違反を犯し、白旗を振り切った深町を検挙したあの日の思い出が甦って来たのです。
まさにこの時、深町が団長に対して「いつか必ず打ちのめしてやる!!」との決定的なセリフを吐き捨て、以来深町は団長に対して、大きな因縁を持つようになりました。
つまり、レーサーの立場としては、たかが些細な交通違反であっても、選手生命を絶たれかねないこともあり得たのです。
言換えれば、深町は団長に栄光を奪われたのだと一途に思い込み、遂にある日、西部警察署に深町より、団長との勝負を願い出る電話が入ったのです!!
この勝負とはまさしく、その日の午前10時に富士スピードウェイまで来てくれ、というものでした。
長塚京三氏が「西部警察パートⅢ」にて、遂に団長とガチの対決へ!!
ここまで来れば即ち、深町と団長とのサーキットでの因縁の対決を、一気に話さざるを得なくなりました。
言うまでもなく深町はこの日を待ってました!! とばかりに自身と誇りに満ち溢れた様子で、団長を迎え入れたのです。
という事でイザ!! 2名によるガチの対決へと突入しました。
さすがは凄腕のレーサーとして認知されてきた深町だけあって、前半から中盤にかけては、いかにも優勢を保持していたかのようでした。
「どうした大門、それが限界か!?」と、深町は望み通り団長を打ちのめせたかの場面が展開されました。
しかし、一方の団長のしてもあくまで執拗に深町にピタリと後付けして離さず、こうして次第にプレッシャーをかけて深町を追い込むという戦法を崩しませんでした。
そしていよいよ最終にかかったその時、作戦通り深町はプレッシャーをコントロール出来ずに脱輪してそのままガードレールに追突しかけたのです!!
よってもはやこれまでか、と悟らざるを得なくなった深町は無抵抗に大門軍団の前にて、その栄光を奪われたという逆恨みの因縁に終止符を打った、そんな結末を迎えました。
また拉致されてきた高森さんとしましても、既に団長としてはこの勝負前に無事だと見抜いており、軍団が署に戻る前に保護された模様でした。
以上のような展開が、「西部警察パートⅢ」にて、長塚京三氏演じた深町と団長との、歴史的に語り継がれるべく劇的なガチのクライマックスでした。
言うまでもなく、前にも言ったように今回紹介した長塚京三氏による重役は、「西部警察」史上においても厳選されるべく役どころでした。
よって決してこの物語を埋没させず、絶対不可欠な場面としてあなたの中にも永遠に生き続けてほしい、そんな思いで書き綴りました。
今回紹介した「西部警察パートⅢ」第14話『マシンZ・白昼の対決』で長塚京三氏が演じたレーサー・深町の重要な役どころは、下記よりご視聴いただけます👇
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