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「トラック野郎」はジョーズ軍団とのシリーズ第5弾「度胸一番星」(1977年8月公開)における死闘に今回は焦点を置いて、お話ししていきます。 「トラック野郎」シリーズは大まかにおさらいしてみると、第3弾にしていきなりダイナミックに北の大地にてガチンコ対決。 続く4弾は「天下御免」にて、谷底に落ちても這い上がり、見事それまでには無かった最大の難関を突破した最高傑作。 そしてズバリ!! 「トラック野郎」第5弾「度胸一番星」こそが、ちょうど歴代シリーズ中盤にして、ジョーズ軍団なる生涯最大のライバルを乗り越え、頂点へと登り詰めていった最高傑作として、絶対不可欠な1シリーズであります。 つきましては、このシリーズにおけるジョーズ軍団自体とは、そもそもいかなる存在であったか。 また、なぜ、どんなところが「トラック野郎」全10シリーズの中でも、自分にとって絶対不可欠なる最高傑作として認知すべく焦点なのか? みたいな点を改めて今また改めて語りつつ、新たに「トラック野郎」における桃次郎の資質も発見できればと思います。 「トラック野郎」でのジョーズ軍団特有なライバル性 早速ジョーズ軍団とは桃次郎にとって過去のライバル達といかに異なり最大の対戦となり得たのは、どうしてだったのか。 転じて「トラック野郎」シリーズにおけるジョーズ軍団なりの絶対に押さえておきたい役どころとは、いかなるものだったか。 ということで、ジョーズ軍団についての説明から入って行くとします。 まず歴代の「トラック野郎」シリーズにおいては、例えば第4弾のコリーダ、そして第3弾のカムチャツカのような手強い相手とはまたまた異質な闘争能力を持ったジョーズこと新村譲治がリーダーでした。 愛車は危険物搭載の大型タンクローリーで、加えて彼は4人の部下を引き連れ、道行くトラック野郎達に圧力的な行為を繰り返しておりました。 というよりも、第一に着目していただきたいのは、このジョーズ軍団リーダーの譲治の資質というものです。 まずキャスティングとしては、真剣佑さん達の実の父親である千葉真一氏。 この人物、昭和は東映全盛期でもあった特に70年代においては、既に国際派アクション俳優として、まさに全世界のアクション界の先駆者的存在でした。 海外の例えばジャッキーチェン等々の名優達にも与えた影響は数知れないほどです。 よって、歴代「トラック野郎」シリーズの中でも、ただ単なる厳つい威圧感のある悪役、みたいなものではなく、その卓越した身体能力と併せて、桃次郎を最も悪戦苦闘させた強大な存在でもありました。 ついでに言うと、桃次郎演じた文太兄いとは、かねてから東映の金字塔「仁義なき戦い」なんかでも共演した仲でした。 それ故に、当時としてはこの文太兄いと千葉さんが「トラック野郎」にてまたまた共演するともなれば、少なくとも愛好家達としては、待ち遠しくて仕方がなかったのかも知れません。 まあそんなこんなで、上記のような資質を有する千葉さんがジョーズ軍団のリーダーを演じたという事もあり、まさにそのジョーズ軍団こそが、歴代ライバル達の中でも特有の役どころとして、桃次郎をさらなる出世街道へと押し上げた存在ともなりえました!! 「トラック野郎」でのジョーズ軍団とのデスマッチ展開について そして次ですが、「トラック野郎・度胸一番星」におけるジョーズ軍団と桃次郎との死闘は、いかにして展開されていったか、を説明していきます。 前述の如き、桃次郎のトラック野郎仲間達にも手当たり次第に無法行為を働いてきたのですが、その手口の1つとしては、4チャンネル無線の独占でした。 ジョーズ軍団は「我ら以外に4チャンネルを使用したトラック野郎には、情容赦なしに制裁を加える!!」と唱え続け、ある日ついにドライブイン越後にて桃次郎と対面、一色即発に。 しかしその時桃次郎は、サド伯爵の書物を読み「学問に専念」していたため、対決は一旦見送りとなりました。 そして後ほど、このジョーズ軍団は佐渡から一旦新潟に戻って来た一番星号の無線を妨害し、奇襲攻撃を仕掛けたのです!! よってこれより、ジョーズ軍団5台と桃次郎との、凄絶なデッドヒートが夜の国道8号にて開始。 譲治と桃次郎との接戦に突入したその時、残念ながら桃次郎は不意を突かれて壁に激突し、敗退してしまいました。 後日、桃次郎はドライブインにて譲治と拳での勝負でリベンジに挑みました。 前半としましては、さすが本格派アクションタレントの千葉さんが譲治を演じただけあって、桃次郎も悪戦苦闘を強いられました。 ... Read More | Share it now!
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