「トラック野郎」は一番星が我らに教える自責を全うする生き様
「トラック野郎」は一番星号よりこれでもか、これでもかとこれまでの半生においては数十年に渡り実にピンキリを教えられてきたカリスマ継承漢ではあります。
ついては今回「トラック野郎」を語るに当たっては作品のオープニング主題歌はズバリ!!「一番星ブルース」の世界観に焦点を当てつつ、ここからまた新たに得た発見をお話ししていきます。
まさに一番星号の飾りは行灯などに刻まれてきた名ぜりふとしては例えば「御意見無用」に「度胸一番」等々、生粋な実録派としての桃次郎による生き様を徹頭徹尾前面に押し出した感覚でした。
さらに今回紹介する「一番星ブルース」を生まれて初めて視聴した第一印象についてはより一層トラック野郎達による航海そのものを生々しく表現した世界観であったなと、身に染みて回想する一方ではあります。
もっと鋭く言うなら「一番星ブルース」とはトラック野郎にとっての「与えられた責務を全うする姿勢はここにあり」と称すべく、痛烈なメッセージが込められた名曲でもあったのです。
以上のような視点に立った上で今より「一番星ブルース」とは「トラック野郎」における漢達のどのような手本を表現し続けているのか。
みたいなところを具体的に語っていくとします。
「トラック野郎」は「一番星ブルース」における痛烈なメッセージとは
早速ではありますがズバリ!! 「一番星ブルース」において桃次郎が現代のトラック野郎達に限らず、意志ある漢達に対して発信しているメッセージを解かずにはおられなくなってきた感じであります。
ここでのキーワードをまず1つ取り上げるならば「男ひとり旅」。
このセリフは私の記憶によると恐らく一番星号の荷台の天井に刻まれていた記憶があり、ジョナサン始めトラック野郎仲間達と列を為して一世一代のエンディングをも盛大に飾っておりました。
で、あの「男ひとり旅」とはトラック野郎達にとっていかなる生き方を表現しているか。
よくよくトラック野郎とは「陸の船乗り」に例えられる職業であって、まさに山あり谷ありの起伏に富んだ道のりを突き進む。
即ち一番星による爆走航海とはまさにこの表現に尽きる限りです。
⇒「トラック野郎」における一番星号の山あり谷ありの爆走航海はこちらに語ってあります
よくよく桃次郎による名ぜりふとして「どんなことがあっても頼まれた荷は必ず時間通り送り届ける、それがトラック野郎の仕事だ!!」というのは語り草となっております。
あるいはまた「トラック野郎」における宣伝文句として一番星号を操る桃次郎の人間模様を「白ナンバーの意地」と掲げられたこともあります。
そうです、実はかくいうセリフを目の当たりした時にこそあの「一番星ブルース」におけるトラック野郎の世界観が暗示されているのだな、とも思いました。
即ち航海途中で交通事故に大雨等々、どんな困難に遭遇するかも分からない状況で荷主達の要求に最大限に応えていかねばならない。
トラック野郎達による稼業とは言わばこういうものなんです。
よって白ナンバーである以上は指定時間に遅れたり荷物の損傷等々、一切の責任は自分以外の誰も背負ってくれないのです。
一見「男ひとり旅」というセリフはトラック野郎達による粋で活気溢れた生き様をいかにも格好良く表現してはおります。
と同時にまた「一番星ブルース」にはトラック野郎達の稼業とは常に困難との闘いである、との痛烈なメッセージをも込められてきたのです。
「トラック野郎」にて一番星は我らにも責任のあり方を問うています
言うなれば今回の話題より「トラック野郎」において桃次郎は現代の我らに対しても各々の主張に裏付けされた責任・使命感のあり方をも問い続けてきた事が読み取れました。
確かに一番星号の飾りには前述のように桃次郎による粋なトラック野郎としての一見カッコ良い主張みたいなものがこれでもか、と表現され尽くしてはおります。
しかしこれらのカッコ良い決めゼリフの裏には必ず彼なりの「何が起きても己のケツは己で拭くべし」といった、この上なく高き責任感への愛着が軸となっていることも忘れてはなりません。
この視点から桃次郎による生き様を振り返ってみると、どこかで窮地に陥っている人達に手を差し伸べ救ってきました。
その対象がジョナサン始めトラック野郎仲間達であったり、あるいは借金を背負ったマドンナであったりで、これほどまでの自己犠牲を払うに等しい使命感がゆくゆくクライマックスの爆走航海にも映し出されて来たのです。
これまた「言うが容易く行うが難し」と言うほどまでの手本ではありましたが一番星が我らに教えてきた責任たるものを解くためにも一度自らの日常を振り返ってみる必要があります。
例えば自分の不手際だけでなく、あなたの職場で後輩が失敗をした時なんかに「ああ、あいつはあんなもんだから」と開き直ったり、あるいは「あいつは俺の足を引っ張ってくれた」と一方的に攻撃したり。
みたいな心当りはないでしょうか。
人間は感情の生き物である以上なんか不利を被った時にはついつい他人のせいにしがちです。
そんな時こそ私は「トラック野郎」を紹介する立場として、あなたには是非とも今回紹介した桃次郎による「一番星ブルース」に映し出された生き様を合わせ鏡にしてもらいたいのです。
なぜなら「トラック野郎」とはタイトルにて提唱したように、自責の姿勢を貫く生き様がグッと凝縮された最高傑作であるからです。
「トラック野郎」の原作フル動画は下記よりご視聴いただけます👇
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