「トラック野郎」は姫だるまから見た漢としての本当のカッコ良さ
「トラック野郎」は姫だるまという女トラック野郎が出演したのは、第4弾「天下御免」でのそれも実はいきなりのオープニングでした。
姫だるまの愛車とは大型のミキサー車でボディーは黄色、キャスティングからして当時女子プロ界の顔であったマッハ文朱さんという、まさに豪華な印象でした。
よって「トラック野郎・天下御免」にていきなりこの姫だるまが登場した場面について、激熱に語っていくとします。
舞台は愛媛県にて北海道の釧路からの航海を終えジョナサンと国道を走行中に姫だるまが黄色のミキサー車で対面通行にもかかわらず2台を追い越したその時、車線変更で一番星号のフロントバンパーに接触。
頭にきた桃次郎はたちまち姫だるまを追い越し、これにて2台が並走してのデッドヒートが始まりました。
姫だるまは「女が運転しとるんで、ちっとは手加減せんか!?」と、対する桃次郎は「そっちこそ三輪車からやり直せ」と悶着の末姫だるまは一番星に苦戦し国道から脱線して九死に一生を得ました。
ここだけでもさすがは天下無敵のトラック野郎としての一番星が絵になる名場面でしたがさらに!! 姫だるまに圧勝したその後においてもまだまだ痛快な場面は継続していきました。
「トラック野郎」は姫だるまによるさらに意外なこの決定的場面!!
ジョナサンからはぐれた後バックモニターに10台はおろうかという見ず知らずのトラック野郎集団が写っており、一番星号をしつこく追跡している模様でした。
そうです、奴らこそが姫だるまの仲間であるミキサー軍団だったのです。
奴らに追い込まれた一番星号の行き先はとある港町の埠頭、そこでミキサー集団に四方八方を包囲され、間もなく到着した姫だるまと仲間達が桃次郎に対し謝罪を要求。
これを拒否した桃次郎に仲間の男達が突っかかるも1人残らず撃破、ここで桃次郎と姫だるまとの一騎打ちが開始されました!!
相手は女子プロ界最強の文朱さんともなればさすがに日本一のトラック野郎の桃次郎といえども悪戦苦闘は必然となり、この勝負は彼が姫だるまによる締め技で呆気なくノックアウト、という結果でした。
しかも「トラック野郎・天下御免」においてはこの勝負が姫だるま登場の締めくくりではなかったのです。
このシリーズにおけるライバルで宇和島の闘牛使いをしていたコリーダにワッパ勝負で敗れて「一番星」の行灯を没収された桃次郎が奴を追って愛媛は松山に乗りこんだ時のこと。
現場はミカン工場でワッパ勝負の次は両者による拳での格闘が大勢のトラック野郎仲間達が見守る中で開始されました。
まさにその勝負のクライマックスに現れたのが姫だるまだったのです。
オープニング同様ミキサー車で現れた彼女は何と、2名の争いを沈めるために生コンを浴びせかけました!!
それも実は姫だるまとはコリーダの実の妹でした。
「この生コンは3分で固まる」(!?)と聞き焦って海辺に向かったコリーダと桃次郎でしたが、さすがトラック野郎仲間達から恐れられてきたコリーダも桃次郎による闘志に根負けして行灯を返還、両者はこれにて見事和解を果しました。
⇒コリーダとのガチンコ対決場面はこちらに紹介
「トラック野郎」で姫だるまが現代の漢達に教えたかったこと
これを解くに当たりなぜ、姫だるまはあそこまでして実の兄による争いごとを鎮めようとしたのか、ですがこれは言うなれば主人公に自らの怒りをコントロールする姿勢を指南したかのようでした。
オープニングからして姫だるまと一番星によるワッパ勝負も今から見ればありえない場面というだけでなく、立派な煽り運転なのは違いありません。
ここで一旦あおり運転を度外視して見直しますが結果的にあの勝負の末路としては一番星による過剰防衛、という型でした。
よってそこでは姫だるまは桃次郎に対し、いかに相手に原因があっても一線を超えると立場が不利になってしまう。
みたいなところを教えたかったという結果になります。
最終的には上記のように桃次郎が姫だるまにノックアウトされた場面からするとなおさら、この教えが痛いほどよくわかります。
また「トラック野郎」においては天下無敵を名乗る主人公よりもさらに力のある、それも文朱さんのようなキャスティングにした演出意図も大いにうなずけます。
今回の姫だるま登場場面をまとめますが主人公との痛快を極めた死闘とはいかにも現代の漢達に対するものであることも疑いなき事実です。
よって我らもまた「トラック野郎・天下御免」での姫だるまによる生き様を手本としつつ例えば仕事で足を引っ張られたな、と感じた時なんかにどう対処すべきか。
それだけでなくもしあなたがこのように感じた時に一線を超えてはいないだろうか?
こここそを見直すことが必要です。
⇒ 理不尽な扱いを受けて怒りをコントロールできず人生終了した男の末路はこちら
転じて「トラック野郎」での姫だるまを通じて文朱さんが現代の漢達に教えたい本物の強さとは、
自らの怒りをコントロールできてなおかつライバル同志であっても互いにリスペクトしあえる姿勢である
ことであったには違いありません。
今回紹介した「トラック野郎・天下御免」における姫だるまとのガチな痛快場面は以下よりご視聴いただけます。
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