「西部警察」は爆破から殉職まで1つ1つが名場面の最高傑作!!
「西部警察」は爆破と言えば今さら説明不要なトレードマークの決定的場面ではありますが、今回は「西部警察」における1つ1つの名場面をザッとひとまとめにすることで、一層の歴史的最高傑作としての価値を見直すこととします。
まず爆破に焦点を当てて語っていきたいのですが、あそこまでの命懸けな場面を実現化させるに当たり裕次郎さん率いる石原プロ始めとした制作関係者らによる、人知れぬ苦労という表現に完結出来ない複雑な葛藤の繰り返しであったことでしょう。
「西部警察」が世に初めて送り出された1979年当時においては、作中では日常茶飯事となっていった爆破シーンそのものが、まだまだ発展途上であった模様です。
あの当時爆破シーンで有名だった場面として例を挙げるなら、マジシャンとして名を馳せていた初代の引田天功先生による爆破地獄からの数々の脱出劇でした。
これぞ「西部警察」に勝るとも決して劣らぬ命知らずな脱出シーンであって、20mもの火炎等からわずか3分以内に脱出したり、果てはジェットコースターの爆破からの脱出であったり・・・・・。
恐らく「西部警察」における爆破シーンもなにがしか天功先生による爆破からの脱出劇を手本としてきたと思しきところで、この点では「西部警察」制作関係者としても爆破シーンの先駆者的存在であったとされます。
即ち爆破はじめとした劇的名場面から「西部警察」という物語を、一層劇的に高い歴史的最高傑作の視点に立ったうえで、熱く語っていきます。
「西部警察」の爆破始めとした激震的場面での飽くなき冒険心
「西部警察」においては爆破どうのこうの以前に1話当たり1億円以上がかけられたのはザラとも言われており、あるいは爆破等により破壊された車両も1話当たり20台、等とも言い伝えられて来ました。
あわせて「西部警察」出演の石原軍団以下の俳優側の立場としても、カースタント等々の一部の専門的技能が必要なシーンを除いては、基本的にスタントに頼らず自分達で演じ切る姿勢を貫いておりました。
これらの爆破シーンの中でも全国縦断ロケは静岡編で浜名湖での遊覧船爆破も、屈指の激震的場面です。
あの爆破当時遊覧船の中には実際に人が乗っていた(!?)というくらいで、この場面を成功させるだけの関係者達による信念は例えようなき程です。
くしくもこの爆破シーンと同じ浜名湖をロケ地として、「西部警察」シリーズ終了後の1985年に2代目のプリンセス天功先生も遊覧船での大爆破からの脱出劇を成し遂げたのでした。
その他「西部警察」の縦断ロケでも爆破シーンの為に人知れず手間暇かけてウン千万規模でアジトが建設されたり、関係者達による「何としてでも「西部警察」を一大英雄物語として大成させねば!!」との揺ぎ無き信念の下、惜しみなき投資と飽くなき冒険心が次々注がれていきました。
かくして爆破シーンだけでも静岡編のほかに団長殉職による最終回でのアジトでの爆破からの脱出劇に、タツこと巽刑事が人質達を解放後における時限爆弾での殉職場面等々、ピンキリなのは今更説明不要です。
あるいは仙台ロケはクライマックスでの起爆装置解体の場面まで、「西部警察」関係者達は単に命を懸けたのみならず、その裏付けとしての高度な知恵の限りを尽くしてきました。
まさに前人未踏のプロジェクトを成功させたのは、関係者一同による惜しみなき投資と複雑な葛藤をも吹き飛ばすべく飽くなき冒険心によるものでした。
「西部警察」爆破はじめとした名場面から恩恵と敬意を学習する
「西部警察」とはまさに爆破から殉職までタイトル通り1つ1つが名場面の最高傑作ではありますが、これらの実録をまとめ上げた写真集にDVDも実にピンキリまで世に送り出され続けてきました。
「西部警察」における実録もまた一番星号完全復活劇に大いに匹敵する先人達による合わせ鏡であることは、今さら説明不要な史実です。
今我らが「西部警察」等々の歴史的最高傑作をエンタメとしてかゆいところに手が届くまで楽しめるのも、ひとえに言えば先人達の血と汗の滲む積み上げによる恩恵だということを、決して忘れてはいけないのです。
繰り返しますが団長にタツの殉職場面における爆破シーンであっても、確かにキャスト自身がスタントマンの手に依存することなく、各々が身体を張ってロケに望んでいることが証明されているはずです。
僅か数秒の遅れの許されない、起爆装置の解体も1本コードを切り間違えれば、爆破により全てが瞬時に吹き飛んでしまう。
あれほどまでの命懸けな視点からしても、「西部警察」こそがこれまた先人達による恩恵が最も決定的な型で現代を生きる我らに伝わりやすい超大作だと言いたいのです。
「西部警察」が発表された昭和のご時世からしてもITの目覚しい発達により生活環境が隅々まで一変し、情報やモノの入手にしても利便性を享受できるようになったのは、今更説明不要です。
欲しいものが翌日に入手出来たり有料が無料になったりしても、市民からの高い信頼を維持できる価値を生み出すには、どの時代も手間暇かけて試行錯誤することは、決して避けては通れません。
いかに効率化が尊重されようが無論今このコンテンツ1つを生み出す道のりにおいても、大いに共通するものです。
「西部警察」は爆破シーン等々の場面において、彼らがあそこまでして命をかけて生み出してくれた資産を、我等はありがたく使わせてもらう。
そんな恩恵と敬意を今回においても私は手厚く伝えたかったのであります。
「西部警察」での爆破はじめとした名場面は、下記よりご視聴いただけます👇
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