「トラック野郎」一番星との面会をやむなく断念したあの時の話
「トラック野郎」一番星との面会を果たした2022年は、私だけでなく社会全体にとっても一大転機になったと、耳にタコが出来るまで話し続けてきました。
即ち一番星とその遺伝子を21世紀に継承し続けるトラック野郎達とのコロナ禍における出会いにより、どこかで新しい生き方の第一歩を踏み出せたような1年でもありました。
またそれ以前の私としても「トラック野郎」に出演した一番星号の実車が原作当時の姿に完全復活を遂げた情報を入手するも、世はコロナ禍に突入。
それに伴う行動制限により次第にデコトライベントに限らず、今まで当たり前に開催されてきたイベントは軒並み中止となっていきました。
しかし私の中では「トラック野郎」での一番星は決して消えることなく、常にゆく道を照らし続けて来てくれたのでした。
そしていつかは、と信じ続けてきた甲斐があって「トラック野郎」一番星の実車と運命の出会いを果たせたのが2022年5月4日、和歌山市で開催された歌麿会主催のチャリティー大会でした。
それもなぜかこの2022年においては一番星による関西以西の西日本で開催のイベント参加が目立ったようにも思えました。
私はこのうち計3回のイベントで一番星号と出会い、歌麿会会長はじめ「トラック野郎」原作時のレジェンドたちを含む関係者達、そして現場に訪れたトラック野郎達にファンの一般客たちと、熱き話題で盛り上がったりと。
みたいな型で情報発信の話題を収集がてらに貴重な時間を過ごすことが出来たのです。
がしかしたった一度だけ、一番星号参加のイベントを家族の体調不良の為に断念せざるを得なくなってしまった時がありました。
今回ばかりはいきなりタイトルからしてネガティヴになってしまいましたが、これもまた人生の一場面であると認識の上で語っていくとします。
「トラック野郎」一番星と4度目の面会になるはずだった前日の出来事
「トラック野郎」一番星との4度目の出会いとなるはずであったイベントとは、2022年11月20日に大阪は舞州スポーツランドで開催のレトロカーイベントでした。
ここでは「トラック野郎」の世界観と昭和に高い人気を誇った240Zなんかのレトロカー達とのいわゆる「異色同士のコラボ」を楽しみにしておりました。
ただこのイベントばかりはそれまで私が参加してきたデコトライベントとは勝手が大きく異なるため、事前に主催者側の窓口にチケット売り切れの可能性や、動画公開時における著作権対策等々の確認は不可欠でした。
それらを踏まえた上で一番星号との激写に挑む体勢もいつになく万全に整えた矢先の前日、朝から家族の1人が発熱しもう1人が過労でダウン。
発熱についてはPCR検査の結果幸い陰性であったものの、私は万全を期すために翌日の一番星号参加のイベントを見送る決断をしたのです。
あの日は歌麿会の田島会長もご出席で、かつ一番星とは2022年最後の西日本でのイベントという事もあって、私としても少し異なったワクワク感を抱いておりました。
しかも前述のようにトラック野郎達をメインとしたイベントではなかったがゆえに、ひと味違った醍醐味も味わえたであろう、等々あらゆる思いが頭を過っていたのです。
こんな思いを胸に後日公開された歌麿会公式チャンネルによるイベント動画で、一番星号や田島会長らの姿を見るにつけ胸が締め付けられる感情にかられたこともありました。
そこで私は、
過去の3回のイベントだけでも、「トラック野郎」関連の動画を投稿するには十分な情報収集が出来たではないか?
そして何より全国には「トラック野郎」の遺伝子を継ぐ心強き漢達が大勢いるではないか?
と己自身に言い聞かせつつ、過去に私が公開してきた「トラック野郎」関連の動画や一番星参加のイベントの動画素材を見直すことで、あの出来事に対するマイナス思考から脱却していったのです。
「トラック野郎」一番星があの生憎な出来事を通じて私に与えた気付き
「トラック野郎」一番星参加のイベントを断念したあの時期というのは、今振り返ると実は少し訳アリな時期でもあったのです。
それは「トラック野郎」原作で主演を務めた菅原文太兄いの命日(11月28日)に近い日付であった、という事でした。
こう考えるといかに不本意は出来事であったとは言え、あれは一番星となった文太兄いからの何らかの思し召しだったかも知れない、そんな気がしてきました。
あなたから見るとこの出来事は大したことないかも知れませんが、私にとっては一番星参加のイベントを断念した出来事を単に不運ととらえるかとらえないか?
により、未来が大きく左右されるという1つの気付きが得られたのです。
確かに一番星号と4度目の面会を果たせなかったこと自体は寂しかったには変わりありません。
しかしもしあの時新型コロナの陽性が確認されていたら・・・・・。
と考えるとむしろ文太兄いは自らの命日に愛好家の家族を守ってくれたのだな、という感覚にも目覚めていきました。
転じて文太兄いは生前「トラック野郎」を通じ、世の中幸運か気付きの2つに1つしかない、即ち幸運とは自らが見出す以外の何物でもない。
と教えてくれて来た機会でもあったのです。
かつて失恋を乗り越えて一番星号で爆走航海を成し遂げたあの時のように。
あなたとしてもいつ何時予期せぬ不本意な出来事に遭遇するかもしれない。
こんな折り「俺は何て不運なんだ」と全てを諦めて腐るか、それとも不本意な出来事を起爆剤として「よっしゃ、今度こそは!!」と、奮起するか。
という選択によりあなたの運命もまた大きく左右されることを覚えておいて下さい。
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