「トラック野郎」一番星の飾りがカッコ良く年重ねる漢の生き方を表現

　

　「トラック野郎」一番星の飾りに焦点を当てて語っていくのですが、ここでは一番星のあの飾りを世の漢達のファッションになぞられて紹介していくのも面白いであろう、と考えてお話ししていきます。

　
　
　トラック野郎達にとっての飾りとはそもそもファッションであり、かつ自己投資の一環でもありました。

　
　つまり一番星をホワイトカラーの職業に置き替えてみると、選び抜かれし超一流ビジネスマン、と称するのが最適なところです。

　
　しかもトラック野郎に対する個人的な好き嫌いこそあれど、いつの時代も老若男女問わず親しまれてきた傑作車両であるからこの意味一番星とは何とも不思議な存在でもあります。

　

　「トラック野郎」原作終了より実に数十年以上を経てもなお、全国各地には一番星号の遺伝子を決して絶やさずに継承し続けるトラック野郎達の世代としてもハタチ過ぎから７０代の世代に至るまで実に幅広いものでもあります。

　
　言い換えればまさに今回のタイトルが現すように、一番星の飾りにはいくら年を重ねても輝き続けて止まない漢達の生き様がグッと凝縮されているものです。

　

　それだけでなく、私としても過去に一番星とイベントにて面会を重ねるごとにますます輝きを増していく感覚さえも実感できたのでした。

　

　こう考えるとまさに年を重ねても輝き続ける俳優やミュージシャン達の姿とも必然的に重ね合わせてしまう、ってなところでもあるのです。

「トラック野郎」一番星に表現されたカッコ良くあり続ける漢の極意

　「トラック野郎」出演の一番星はじめとしたデコトラ達の飾りをたとえば65歳以上になっても、１０代の子達と変わりなき感覚で楽しめるのはなぜか？

　
　については「トラック野郎」原作をリアルタイムで親しんできた世代だから、と言ってしまえば確かにそれも１つの理由ではあります。

　

　しかしそんな感じで「トラック野郎」を単なる大衆娯楽として完結させてしまうのは実にもったいないもので、あくまで一番星を愛車とする主人公の生き様にも焦点を当てて見つめていくべきなのです。

　
　要は単に見かけだけの煌びやかさではなく、徹頭徹尾主人公によるダイナミックで粋でかつ高潔な人間模様が隅々まで演出された傑作車両である。

　

　一番星に表現された主人公による生き様を言葉で表現するならまあ、こんなところでしょうか。

　

　あるいは一番星号の輝きの裏舞台には主人公による泥臭くも愚直な熱き生き様、そして飾りを手掛けてくれた職人達による血と汗の滲むまでの愛着が込められている。

　

　みたいなところでしょう。

　

　この視点からは「トラック野郎」が世代の枠を遥かに超越する型で老若男女に愛され続けてきた土台となったのは、いかにも愚直さそのものだったのです。

　それほどまでの愚直でひたむきな主人公による生き様こそが、後年一番星の本物を「トラック野郎」放映当時の飾りへと完全復活を実現する原動力となっていったのでした。

　
　「トラック野郎」を語るに当たっては、

　


　　カッコ悪いのが実は本物のカッコ良さである

　

　と言い伝えられて来ました。

　

　泥まみれになっても笑われても、ひたむきに信じた道を突き進み続けるしぶとい生き様。

　
　これまた言うなら見せかけだけの派手なカッコ良さに固執する「痛い奴ら」と似ているようで全く異なるものです。

　

　まとめるならここにこそ「トラック野郎」にて一番星が世の漢達に教えてきた「いくつになってもカッコ良くあり続ける」ための神髄が込められているのです。
　

「トラック野郎」一番星の飾りはイケオジの生き様にも精通します！！

　「トラック野郎」にて一番星の爆走及び主人公による愚直なまでの生き様を７０年代のリアルタイムにて楽しんできたであろう世代は、21世紀においては当たり前のように５０代以上に突入してきました。

　これに伴い「トラック野郎」出演の一番星の実車も完全復活を遂げた時点では新車で購入時より既に４０年以上を経過していました。

　

　まあ誰しもが年を重ねることは避けては通れないもので、一番星の年齢を人間に換算してみてもかなりのご高齢であるのがよく分かります。

　

　一番星は１０年代に完全復活を実現させるまでには一時は廃車の危機に瀕したり、高年式による劣化に悩まされたりしつつも、しぶとく愚直に生き延びてきてくれたのです。

　
　その一環として心臓部であるエンジンのオーバーホールという「大手術」まで施され、国が誇る文化資産として手厚く保護されてきました。
　

　

　転じてかくいう一番星の生き様はまた21世紀においては一種の「イケオジ」としての生き方にも精通するものなのです。

　
　たとえば２０年代にはキムタク先生代表としたトップアイドル達も「アラフィフ」と呼ばれる層を迎える時点に差し掛かってきました。

　
　それでいてなおより一層魅力的に進化し続ける姿を見るに当たり、まさに完全復活を遂げてもなお会うたびに輝きを増し続ける一番星と重ね合わせてしまう、ってなところです。
　

　

　またこの一方では５０代に突入後も若くあり続けたいと思いこむ余りに、無理して２０代のファッションスタイルに固執する「痛い中年オヤジ」達も話題に上ってきました。

　
　そんな痛い中年達を反面教師としつつ、あなたにも魅力的にカッコ良く年を重ねて精進し続けてほしいってのが、今回の目的の１つでもあります。

　

　よってそのために「トラック野郎」一番星の飾りこそが、愚直に挑戦し続けてきた主人公の生き様を表現するものとして、熱く紹介してきたのです。


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