「西部警察」名古屋ロケはお化け煙突と伝説に残るクライマックス
「西部警察」名古屋ロケと言えば、お化け煙突倒壊で締めくくるクライマックスこそが、歴史上絶対不可欠として語り継がれているものなのです。
「西部警察」においてはまず名古屋が第一にピンと来る聖地の1つであり、ここでのお化け煙突こそがもはや物語り中におけるトレードマーク、と称すべき名場面であります。
ただ「西部警察」名古屋ロケに限らず、この物語における例えば仙台ロケに鹿児島ロケがいかに私を含めた愛好家達に説明不要であっても、あくまで
「西部警察」に興味を持ち物語の中身を具体的に知りたいな
という訪問者さん達にも改めて分かりやすく紹介していくのもまた、我ら愛好家として決して出し惜しみなく「西部警察」他最高傑作をカッコ良く紹介できる立場でもありたい、ってことです。
そんな感覚で「西部警察Ⅱ」は第38話「決戦・地獄の要塞 名古屋編」であり、全国縦断ロケは第4弾に当たる名古屋ロケの後編に当たる回を、早速今より真心こめて紹介していきます。
事の発端は都内で偽札を使った男がマークされ、奴に対する名古屋市内でも目撃談が愛知県警より西部警察署に入ったことでした。
ここで西部警察署の大門軍団より名古屋に派遣されたのが、同じ名古屋出身の鳩村でした。
それも鳩村が愛知県警に行きついた際にちょうどある1人の男が「俺は組織に追われてるんだ」と命乞いをするも、残念ながらその場で射殺されてしまいました。
しかも奴は鳩村に対し「あんた警察の人間だよな?」と意味深な発言を残した上、鳩村の所持していた偽札事件でのモンタージュ写真の男の顔と完全一致したのです!!
ズバリ!! この男こそが北島という重要参考人であって、奴は後々の捜査により名古屋で偽札製造にかかわっていた1人でもあったことが判明してきたのでした。
「西部警察」名古屋ロケ後編での捜査の先に待ち受けていた驚愕の事実
「西部警察」名古屋ロケを語るに当たり興味深い1つとしては、鳩村演じた舘さん自身もここでのロケ地と同じ名古屋出身である、と言う事でした。
それゆえにこの名古屋ロケは「西部警察」史上においては最もリアルな感覚溢れた作品であったな、としておススメしたい一作なんです。
西部警察署は愛知県警と共に北島による偽札事件の背景を洗い出すべく捜査を加速し続け、奴のアパートには鳩村と沖田が乗りこむ型でした。
もとより北島が殺害された理由とは組織を裏切ったことによるもので、さらに奴のアパートで息子との面会でいきなり衝撃の事実を発見。
この子が画用紙に煙突が大きく突き出た工場を描いていて、これを「お化け煙突」と自身で呼んでいて、即ち「お化け煙突」こそが名古屋ロケでの事件解決のための決定的なキーワードとなっていったのです。
しかも北島のアパートに住む住人は全員印刷工場勤務経験あり、てことは偽札との関連性も考えられるわけで、この時点で既にネタバレしていたことになります。
捜査の過程ではまた名古屋市内のあさくまステーキの店舗で襲撃事件が相次ぎ、ここではあさくまの若き女性スタッフが犠牲となりました。
この女性の職場仲間でちょうど鳩村の幼馴染でもあった清水陽子も襲撃され九死に一生を得たのですが、彼女もまた事件の重要な証人に。
犠牲となった女性と知り合いのバーのマスター、そして北島を明治村にて撮影した写真を撮影した本人が陽子だったのです!!
よってここで襲撃犯がこのバーのマスターであることもほぼ確定、一方で鳩村は陽子を襲撃した犯人を決死の追跡中でした。
しかし鳩村との通信が途絶えてしまうも西部警察署は名古屋市内の庄内川で彼らしき人物を見たとの証言を入手したことで、的を庄内川に絞っての捜査を開始しました。
「西部警察」名古屋編お化け煙突とのクライマックスがまさにこれ!!
結局鳩村はこの時点で既に名古屋市内でもほぼ南部に位置する庄内川沿いの河川敷にて、北島の息子が描いていたあの「お化け煙突」が突き出た工場にまんまそっくりの建物を目撃し直ちにそこへ向かっていました。
同時に西部警察署としても事件の黒幕に相沢という、東京の暴力団相手に取引していた人物を特定済でした。
後に大門軍団も愛知県警と共にこの現場に向かい、名古屋に向かった相沢の一味と徹底抗戦を展開。
この際鳩村はと言えば工場に踏み入れるや否や何者かの襲撃に会い、ちょうどお化け煙突の真下に人質達と共に監禁されていたのでした。
追い込まれた鳩村は自分達の存在を知らせるために人質達の上着をかき集め、自らの上着と共にライターで燃やしました。
つまりこのことで西部警察署の仲間や愛知県警に存在を知らせる作戦だったのです。
大門団長はこの時ヘリで抗戦しつつ望遠鏡で手掛かりを探していたところ、煙突の付け根に残り5分を表示した時限爆弾を発見し、団員たちに即強行突破を命じました!!
一味の狙いとしてはお化け煙突を口封じ目的で人質側に倒す作戦だったのです。
強行突破した大門軍団は残り1分は切っていたであろう、そんな絶対絶命な状況での鳩村とその他の人質達を救出に成功した、劇的場面でした。
そしてついにお化け煙突は一連の事件にダイナミックに終止符を打つかのように倒壊、これにて「西部警察」名古屋編はまさに伝説に残るような型でクライマックスを迎えました。
以上の「西部警察」名古屋ロケをまとめますがこれぞ名古屋の一般市民が官民問わず制作者側と一丸となって「1人1人が主人公」としての一大英雄物語を築き上げた、歴史に語り継がれるべく最高傑作であったという史実です。
「西部警察パートⅡ」第38話「決戦・地獄の要塞 名古屋編」は、下記よりご視聴いただけます👇
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