渡哲也氏の御健闘を祈り、「西部警察」をお届けします!!
渡哲也氏がCMにて現場復帰の今、「西部警察」の英雄性を振り返る
先月の話ではありますが、「西部警察」や「大都会」などの刑事ドラマで一世風靡した我が国が誇る名優・渡哲也氏が松竹梅のCM撮影現場に姿を現わしました。
近年の渡哲也氏の状況はと言えば、ご存知の方も多いとは思いますが、弟の渡瀬恒彦氏に病で先立たれ、以後自身としても肺気腫を患ったりして、過酷な闘病生活が続いていたようです。
その病が病なだけに、酸素ボンベまで携帯して離せないまでの状態であったとも言われていますが、さすが「西部警察」などで我が生涯をかけたとも言われる主人公を演じてきた渡哲也氏だけであって、病にも屈することなく回復に励んでいるのは、何よりも喜ばしいことです。
この渡哲也氏、過去にも直腸がんのような大病を見事に乗り越え、そして78歳を迎える本年もなお、こうして関係者たちの暖かい誠実な支援を受けつつ、「西部警察」の撮影時とは変わらぬ気さくな振る舞いを見せたといいます。
こんな渡哲也氏の今なお責任感の強さすら感じ取れるような姿勢の裏には、渡哲也氏自身の健康問題だけでなく、石原プロ運営や石原軍団解散説など、色々とささやかれてはおります。
しかし、あらゆる世間の視線にも決して流されることなく、あくまで「西部警察」の主人公・大門団長の名に恥じることのない、実直な生き様こそが、渡哲也氏が生涯貫いていくべきものであると、改めて教えられます。
渡哲也氏の揺ぎ無き責任が感じ取られた、「西部警察」撮影事故の対応
この渡哲也氏が石原プロ社長を務めていた2003年、「西部警察」の名古屋ロケにて正しく石原プロの存続にかかわるような、大事故が起きてしまいました。
名古屋市港区の駐車場にて、カーチェイスの場面撮影にて池田努氏が犯人役の車を追跡中にハンドル操作を誤り、見物客の男女5名に重軽傷を負わせてしまいました。
まさにこの時の、渡哲也氏率いる石原プロの対応は、まさに迅速で誠実極まりなきものとして、あらゆる組織の責任者にとって、最大のお手本になり得たと、世間から絶賛されました。
早速渡哲也氏と池田努氏が被害者達を一人一人見舞いに回り、決死の謝罪の意思を伝えていきました。
そのうちの一人の被害者の女性からは何と、「是非とも西部警察の放映を実施してください!!」と泣きつかれたといいますが、あくまで渡哲也氏としては、
これほどまでにファン達の期待を裏切るような過ちを起こしてからには、我々は「西部警察」を放映する資格はありません
と言わんばかりの、揺ぎ無き責任感こそが、何よりも高潔で生粋な姿勢として、語り継がれるようになったのです。
その後の結果論としては、『西部警察 SPECIAL』名義にてロケ中の事故があった翌2004年10月に、2時間のスペシャルドラマとして放映されました。
くどいようですが、当時の石原プロ責任者であった渡哲也氏の、抜かりなき誠意のこもった対応こそが、「西部警察」ファンのみならず、国民の心を揺さぶったからこそプロジェクトが実現化できたことは、言うまでもありません。
この件だけでなく、言い換えれば「西部警察」とは一大英雄事業ゆえに、渡哲也氏始めとした石原プロ関係者たちによる、民衆への飽くなき誠意と責任の積み重ねでもあったように考えられます。
我が国が誇る、まさに歴史的英雄事業の「西部警察」の数々の名場面は、以下よりご視聴いただけます。👇
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