オジーオズボーン参加の名曲で、帝王のルーツと資質を探る
今回としましてはオジーオズボーン関連の話題を展開していくのですが、何とこの機会にオジーオズボーン自身がソロデビューにて一気に飛躍する前の、70年代における名曲にも焦点をあてて紹介していこうと思います。
ここでまずオジーオズボーンによる名曲達としましては、例えば「クレイジートレイン」や「月に吠える」から「ミラクルマン」に「ノーモアティアーズ」まで、その孤高なるロックの帝王を代表すべくピンからキリまでを人類社会に提供し続けて来てくれました。
そのオジーオズボーンがロックの帝王としてソロで第一歩を踏み出したのが、1980年発表のアルバム『ブリザード・オブ・オズ 血塗られた英雄伝説』であって、併せてまたオジーオズボーンと言えばランディーローズという今は亡き相棒の存在も、絶対不可欠として認知されております。
さらに今回としましては、オジーオズボーンがそのロックの帝王として第一歩を踏み出すさらに以前における名曲からルーツというものを辿りつつ、ヘヴィメタル・ハードロック文化の原点を改めて見なおしていくきっかけにもなれば、と考えております。
という事で、早速オジーオズボーンがあの70年代において、ヘヴィ・メタル文化黎明期とも言われてきた時代でのキャリアに遡ることにもより、更なるカリスマ的な資質も見出していくのもまた狙いであります。
そしてその今回紹介していこうとする、オジーオズボーンの原点となった存在こそが、いわゆるゴッドファーザーと称され続けてきたブラックサバスという、ヘヴィ・メタル文化創始者として崇められてきたグループであります。
オジーオズボーンの黎明期の名曲達により、帝王としてのルーツを探る
つきましてはこれより、あのまさにロックの帝王としてのルーツとなり得た教祖的なグループ・ブラックサバス及び彼らの名曲達に関する紹介をしていきます。
まずはブラックサバスにてオジーオズボーンが、ヘヴィ・メタル文化の先駆者として第一歩を踏み出した、デビュー当時を振り返ってみましょう。
彼らがデビューしたのが1970年という、実に半世紀以上も前の出来事であって、それも日付的には何と2月13日の金曜日という、キリスト教の世界観からしては、いかにも訳ありな型でのデビューとなりました!!
何よりもオジーオズボーン中心としたブラックサバスなりの、あの運営姿勢たるもの、不気味で黒魔術を中心とした、人間社会に於けるむしろグロテスクな日陰の場面を全面的に演出したものでもありました!!
第一にこのバンド名そのものからして「黒い安息日」と銘打たれ、このあの訳ありなデビューを記念すべく日にリリースされたアルバムタイトルとしてもまた、そのまんま「黒い安息日」だったのです。
はたまた、このタイトルトラックそれ自体としても言うに及ばぬ名曲中の名曲であって、ここにおいてはバンド側の演出意図そのものが、決定的に反映されております。
というよりも、元々はブラックサバス側としては、人間とは恐怖を求める生き物でもあって、まさしくその要求に応えるべくして応えたという姿勢こそが、他の人気ロックグループとは大きく線引きするものだったのです。
さらにまた、オジーオズボーン在籍時における、名曲達を紹介していくとします。
セカンドアルバムの「パラノイド」からの名曲達としましても、タイトルトラック同名の「パラノイド」に、「アイアンマン」といったものが、最高傑作として長きにわたり愛され続けております。
まず前者の「パラノイド」については、オジーオズボーンがソロにおいても絶対不可欠なライブ曲であって、名だだるヘヴィメタルグループ達によってもカバーされて来ました。
音楽性としましては、鉛を飲み込むかのようなリフを応酬した、そんな典型的なヘヴィメタルには代表的なスピードナンバーであり、文字通り偏狂的なオジーオズボーンなりの資質も味わえる名曲ともいえます。
また、「アイアンマン」におけるリフとしましても、同じく鉛を飲み込むかのような、何とも言えずショッキングな感覚が味わえますが、ただまあこの名曲においては、これぞヘヴィ・メタル文化の醍醐味である!! みたいな、彼らの音楽文化ならではの本質が余すことなく堪能できます。
その他における名曲としましては、例えば1973年発表の通算5枚目のアルバム「血まみれの安息日」からのタイトルトラックなんかも、ブラックサバスならではの、ヘヴィ・メタル文化における醍醐味がとくと味わえるところでもあります。
まあ以上のようなところが、オジーオズボーン在籍時のブラックサバスにおける、ヘヴィ・メタル文化特有の帝王としてのルーツであると考えております。
オジーオズボーンの黎明期の名曲達より、新たに発見したこと
かくして、ブラックサバスなる教祖的な音楽界のゴッドファーザーをルーツとして、長年に渡り天下無双なる手本を示し続けて来てくれたオジーオズボーンによる生き様として、今更ながら気付いたところがあります。
それは特に意識して計算せずとも、一教祖として一種の「大衆を教徒化していく」という姿勢であります。
こんな言い方をすると、なんだかカルト集団的な印象を与えてしまうようで、一見良くない様に思われるかも知れません。
しかし、オジーオズボーはソロ時代だけでなく、既にその前より大衆から手厚い支持を受けていたというのはどう考えても疑いようがないのです。
別の表現からすれば、オジーオズボーンとはブラックサバス時代より既に、
大衆が一体どんな価値を求め続けているのか?
という問いに常に適格に答え続け、そしていかに支持者達を離さず惹きつけていくか、を潜在意識的に試し続けてきた、というべきです。
正しくこれぞ、カリスマとしての本来あるべき姿でもある、と私としても声高に唱えたいところであります!!
今回紹介した、オジーオズボーンのルーツとしてのブラックサバスが提供してくれた歴史的最高傑作としての名曲達もまた、以下よりご視聴いただけます。👇
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