「西部警察」カースタントはあれが最も極限の場面でした!!
今回は「西部警察」は、カースタントに焦点を絞って話題を紹介していきたいのですが、ピンからキリまであるカースタントの中でも、今になってズバリ!! これこそが究極である、と厳選した一場面を紹介していきます。
元々「西部警察」におけるカースタントはと言えば、例えば代表的に知られているであろうことしましては、フェアレディZでの運河越えに諸々の爆破シーン、という風なところだとは思います。
またどれもこれもがただ単に過激なだけでなく、スタントマン自身により、計算され尽くした洗練の職人技以外の何物でもありませんでした。
それが「西部警察パートⅢ」は全国縦断ロケの一環である宮城編にあたるのですが、犯人を追い詰めてもう後がない、といった極限状態を最も体感できた、そんなカースタントに関する話題です。
ただでさえ言うまでもなく、カースタントに限らず「西部警察」での場面は、現代からだけでなく、当時から見てもあり得ない演出でした。
中でも今から紹介する場面こそがまた、あのシリーズの作風とも相まって、どの角度から見ても「西部警察」史上最も桁外れとして選び抜いた一環としての、カースタントの場面です。
したがって、これより本サイトにて最も極限状態を体感できるまでの、「西部警察」における最大のカースタント場面の本題に入っていきます。
「西部警察」カースタントは仙台ロケのこれを絶賛紹介!!
ズバリ!! 今回厳選したそのカースタントというのは、「西部警察パートⅢ」は第33話に当たる、仙台爆破計画後編でのクライマックス場面です。
まずこの究極の場面に行き着くまでの、話の展開についてザッと振り返ってみます。
物語の肝となる犯人グループによる計画とは、実は核爆弾により仙台を壊滅させるものでした。
主犯の滝沢を中心にその右腕である伊庭を含めたアナーキスト(無政府主義)グループが、実験用の核燃料である高濃縮ウランを強奪し、仙台まで向かいました。
さらに犯人グループは原子物理学を専門としていた中里助教授に、その息子を誘拐拉致したのです。
結果、西部警察署が予測していた、最悪な事態として浮かび上がったのが、犯人グルーブによる核爆弾の製造でした。
というよりも、大門軍団としましては、事件の流れより中里助教授を利用して核爆弾が製造される可能性が極めて高いとして、犯人グループが潜伏しているであろう仙台まで向かったのです。
現地では、西部警察署と宮城県警が手を組んで大捜査網を設置、製造の前に高濃縮ウランを回収すべく命懸けの捜査が行われました。
にもかかわらず、捜査関係者達をあざ笑うかのように、巧妙な手段であれこれとずる賢い知恵の限りを尽くし、犯人グルーブ達はいよいよ核爆弾製造を成功させてしまいました!!
まさに最も恐れていた最悪な事態が現実のものとなり、捜査本部にも「爆弾の場所を知りたければ、20億円を今から指定する場所に持って来い」と、滝沢からの電話が入りました。
大至急その発信地に向かった大門軍団でしたが、犯人グルーブのバスを追い詰めたものの、そのバスがTNT火薬の誤爆で大爆破、都合悪くも乗っていた犯人グループの全員が死亡しました。
これで完全に「死人に口なし」として、捜査不可能になってしまったと思いきや、しばらくしてから唯一生き残っていた証人の伊庭が検問を振り切って逃走したとの連絡が入りました!!
車種は白の330型セドリックで、ナンバーも完全一致でした。
この伊庭の狙いとしては、ヘリから投下された現金を七ヶ浜にて受け取り、そこに警官隊を追い込んで一気にTNT爆弾で壊滅させる、というところにありました。
ここからがまさに、あの白のセドリックによる、カースタントの名場面としてクライマックスに突入していったのです!!
途中で歩道に逃げ込み危機一髪でひき逃げ、という場面もありましたが、恐らくこの時の通行人もスタントマンが演じていたと思しきところです。
一方大門軍団は伊庭を国道45号沿いに工業団地へと追い込み、小暮課長も当時の日産サニー宮城に依頼して国道をキャリアカー始めとした車両で封鎖、遂に逃げ場がなくなったと思われた伊庭でした。
しかし、相も変わらずしぶとく逃げ延びる伊庭がその果てに逃げ込んだ場面としましては、日産サニー宮城の敷地内だったのです!!
その白いセドリックは、整備工場内に侵入して整備中の車両(2ドアのサニークーペ)のドアを引きちぎり、遂に逃げ場がなくなった伊庭は屋上に追い込まれ、そのままダイブしてしまいました!!
そうです、まさにこの白いセドリックによる屋上からのダイブこそが、今回紹介したい「西部警察」史上屈指のカースタント場面でした!!
このカースタントを手掛けたのが、カースタント業界では有名な大友千秋氏でした。
大友さんと言えば、「西部警察」においては度重なるカースタントを手掛け、英雄的存在としても支持されていました。
そう言えば、この大友さんによる屋上からのカースタント場面は放映前にスペシャル番組において直接収録されたものです。
ここでも大友さんはあれこれと知恵を絞りながら、計算をしている場面が見受けられました。
ちなみにまたもう一つ、大友さんが手掛けたカースタントとしては、仙台爆破計画の前編における、西仙台ハイランドでのC230型ローレルの横転シーンも印象強く残っております。
まあ以上のようなところが、私が「西部警察」史上最も絶賛したいカースタントの名場面であります。
「西部警察」カースタントで仙台ロケのこれを紹介したい本当の動機
今回はカースタントと併せて、物語自体の紹介もしてきましたが、同じ紹介するならカースタント場面にある背景を知った方が、より臨場感というものを味わえるだろう、との私なりの動機に基づくものです。
それがこの仙台爆破計画に関しましては、繰り返しにはなりますがまさに人類の存続危機に瀕する、という場面であるからなおさらのことです。
ズバリ!! 視聴する側としても、もう後がなく極限なまでの時間との戦いというものが、痒い所に手が届くまでに実感せざるを得ないものでもあります。
以上のような動機に基づき、「西部警察パートⅢ」は仙台爆破計画の前編・後編を、是非ともおススメしたいところです。👇
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