「西部警察」は大門明子も絶体絶命の壮絶場面!!
「西部警察」は大門明子(団長の妹)までもが実は誘拐され絶対絶命に陥った、そんなシリーズがあったのです!!
まずは「西部警察」における団長の生い立ちとしましては幼いころに両親に先立たれ、団長は実の妹である大門明子を我が子のように大切に育ててきた、という話になっております。
その大門明子までもが何と犯人に誘拐拉致され、思いもよらぬ展開になってしまったことがあるというのが、今回紹介していきたい話の趣旨であります。
「西部警察パートⅢ」は第4話「兄妹」という回でして、切欠はフィリピンから輸入された拳銃数十丁が、末松及び山田という闇組織関係者の手を通じてブラジルに渡ろうとしていたことでした。
勿論奴らに黒幕がいたのには変わりなかったのですが、まずこの事件の大雑把な流れを紹介していきます。
西部警察署に事件の一報が入ってから、早速のところ鳩村に沖田、長さんに一平達は末松のアパートに乗りこみました。
ちょうどその時、窓から飛び出て屋根伝いに逃げようとした末松が共に行動していたのは、山田という共犯でした。
後ほど捜査が加速していくにつれ、この末松を取り巻く事情が次々と発覚、結果山田はブラジルへ渡航も強制送還、という運びになりました。
なんとか末松は逮捕できたものの、要は奴の背後に潜む黒幕達が、大門明子誘拐事件の決行者達だったのです!!
以下より、事件の展開を順を追って紹介していきます。
ズバリ!! 大門明子誘拐の目的としては、末松を釈放することでした。
それもこの期に及んでは、団長宅に直接大門明子誘拐を証拠づけるビデオテープが投函されたのです!!
まあビデオの中身としましても、若い女性相手に容赦なく暴行を繰り返すという、言うに及ばす酷いものでした!!
この際に、団長は大門明子が約束の時間を過ぎても帰宅しなかったため、一睡もせず待ち続けた模様です。
よってその後に、団長宅に主犯からの声明が入る、という型で事件は思いもよらぬ方向へと発展していきました。
「西部警察」は大門明子誘拐事件で、団長が今までにない行動に!!
今回紹介のシリーズは、ぶっちゃけ言ってしまえば「西部警察」史上あり得なかったような、団長の弱さが露骨に表れてしまった、そんな場面がありました!!
話しは繰り返しますが、保育士である大門明子が「深夜0時頃帰宅する」と言っていたにも関わらず、結局夜明けになっても帰って来なかったため、団長はそのまま夜を明かすことになってしまいました。
本来ならその時点で関係者へ一斉に連絡するはずなのですが、信じられないことに団長は自分自身でこの1件を抱え込んでしまったのです!!
勤務先には「大門明子は本日風邪のため、欠勤させていただきます」と理由づけたものの、大門軍団のメンバー達としてはどう考えても疑わざるを得ませんでした。
にも拘わらず、一方実の兄である団長としましては、「末松の釈放には、断固として応じられない!!」の一点張りでした。
無論団員達としてもこんな団長に対して苛立ちを隠せないどころか、刑事としてだけでなく人間としても許せるものではなかったのです。
「俺達は今まであんたを信用して命を預けてきた」「もし被害者が大門明子でなくても、同じ行動をとるのか!?」と問い詰められるも、一向に表情を変えない団長でした。
そうです、この度ばかりは特別な場面だったのです!!
等々メンバーの一人が怒りを抑えきれなくなり、絶対にあってはならない場面がここに展開されました。
鳩村が団長に対し、「あんたそれでも人間か!?」「この世でたった一人の妹じゃねぇか!!」みたいな感じで、鉄拳を食らわせてしまいました!!
まあ、既にこの時点で団員達による捜査により、大門明子誘拐事件のいきさつが判明してはおりました。
結果的には、この事件の首謀者が末松にとっては腹違いの兄にあたる泉という男であることが判明、最終的には大井トラックポートという場所で人質となっていた大門明子が、沖田と共に救出されるというクライマックスを迎えました。
ちょうどこの時、団長としては釈放要求の対象としての末松に変装して敵達を欺き事件解決に結び付いた、という運びでした。
この度の団長なりの心境としましては、恐らく目に入れても痛くない妹のためには、あくまで実の兄である俺一人で闘うしかない、団員達の手は借りれぬ!! みたいな意地があったことだとは思います。
その辺がまた、団長としても無骨なところでかつ弱みとして裏目に出てしまったのかな? という風な印象も残っております。
まさにそんな漢気溢れた人物が、自らの弱みを仲間達と共に見事克服したという、「西部警察」においては2つとない回であったとして、絶賛したいところです。
⇒「西部警察」の大門団長殉職によるクライマックスもこちらで紹介
「西部警察」での大門明子は実は2通り存在しました!!
愛好家達の間ではご存知の方も多いとは思いますが、実は「西部警察パートⅢ」における大門明子役は、2代目に当たりました。
まあ、役者交代の動機については、諸事情によるものだったのでしょうが、この度紹介した2代目は登亜樹子氏によるものでして、初代としては古手川祐子氏でした。
次いでに話してしまいますが、初代のいわゆる「古手川版」のキャラとしては、2代目のおっとりした癒し系みたいなのに対し、サバサバしててワイルド、むしろ男っぽい性質の持主という印象でした。
また2代目の大門明子に関しては、「西部警察パートⅢ」は兄である団長殉職の最終回にて、裕次郎さんの甥・良純さん演じるジュンと結ばれるというクライマックスを迎えました。
まさに修羅場に次ぐ修羅場の連続で、血と汗の滲む漢達による命懸けの英雄物語としての「西部警察」ではありました。
だからこそ、いずれのマドンナもキャラの違い云々は関係なく、この物語をより一層盛り上げた貴重なヒロインだったとして認識していただければ何よりです。
今回紹介した「西部警察パートⅢ」は第4話「兄妹」のご視聴もまた、下記より可能です👇
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