「西部警察」のOP・「ワンダフルガイズ」で、人生の勝負を懸ける
今回は同じ「西部警察」の話題でも、「ワンダフルガイズ」なるオープニング曲という視点からもまた、その英雄的な魅力を熱く語っていくとします。
まず始めに元々「西部警察」におけるオープニングとしてのサントラについては、前期と後期に二分されておりました。
放映期間から見ると前期のオープニングとしましては、いわゆる「西部警察パートⅠ」の時代における1982年までで、「西部警察メインテーマ」なる愛称で知られてきました。
よってこの後期バージョンとしましては、1982年~1984年の最終回に至るまでの、「西部警察パートⅡ」と「西部警察パートⅢ」時代の「ワンダフルガイズ」でして、まさにここに焦点を絞って、今回は紹介していきたいのです。
一方、「西部警察」の愛好家達の皆さんとしましては、前期の「メイン・テーマ」志向の人達も少なくはないようです。
例えば、1970年前後生まれの人達の中で、リアルタイムで初めて出会った際には、まだ谷さんにタツこと巽刑事、そしてリキこと松田刑事らが出演していた初期の頃の印象が強い人達も目立つようです。
それが「西部警察パートⅡ」へと突入して以来、まさに!! 大門軍団により何か大きな変革が起こされたかのような型で劇的にフルモデルチェンジされたのが、「ワンダフルガイズ」だったのです!!
まあ、いずれも言うに及ばず最高傑作達であることには変わりはないのですが、私としましては、この「ワンダフルガイズ」は、いかにして初代のオープニング曲の熱き血を引き継いだか。
そしてただ単にその格好良さだけでなく、どんなところが愛好家に限らず、聴く者達の魂を揺さぶり続ける魅力というべきものか。
ここをあなたにも心底に響く型でお伝えできればと、そう思っております。
「西部警察」のOP・「ワンダフルガイズ」とは、いかなる最高傑作か
ここでは、「西部警察」の後期のオープニング「ワンダフルガイズ」の聴きどころ、そしてその原型となった曲まで、あれこれ紹介していきます。
先ほど言いましたが、「ワンダフルガイズ」が作者側の演出意図としての熱き血を、いかにして引き継いだか、ここから入っていくとします。
まず何よりも、この「西部警察」における作者側の意図として人々に語られてきたこととしましてはズバリ!! 西部劇にも引けを取ることのない、大掛かりな刑事物語の実現、みたいなところでした。
また「西部警察」の代表的なタレコミのセリフとしましては、「コンクリート・ウエスタン」とも声高に叫ばれておりました。
その主な意味合としましては、コンクリートのジャングルが如き大都会において繰り広げられる、凶悪犯罪者達と西部警察署の大門軍団との凄絶を極めた死闘、という風なところでした。
したがってこれほどまでに一切の妥協なき作者側の意図が、世の人々をして「ハリウッド映画顔負けの、稀代なるアクション物語」とまで、数十年に渡り言わしめて来ました。
その前期のOPとしましては、生死を賭けた修羅場みたいなイメージよりも、むしろ明るい曲調でいかにも西部劇の典型的な快さを感じられたところでありました。
※「西部警察パートⅡ」より、「ワンダフルガイズ」へと劇的な転換へ
この「メインテーマ」が、パートⅡへと突入してから即ち「ワンダフルガイズ」へと交代されたのですが、自分が初めてこのOPを聞いたあの時、まさに何かが大きく動き出したような感じがしてならなかったのです!!
まず曲調からして、だた単に渋めでシリアス、みたいなものではなく、不思議と今まで以上に自分の中で何かが熱く燃え滾る、いわばそんな表現が相応しいところでした。
よってこの熱く燃え滾るような感覚こそが、より一層闘うという、我々本来の1つの使命をも教えてくれた一曲でもありました。
それだけではありません。
実はこの「ワンダフルガイズ」に関しては、元々ある女性歌手の一曲が原型となっているのです。
その曲が井上美恵子氏という歌手による「風の招待状」というものでした。
ただ、この歌謡曲がいかにして「西部警察」のOPへの転換へとつながったのか、については定かではありません。
が、まあそれにしてもよく「ワンダフルガイズ」のような激情の最高傑作へと仕上げてくれたものだと、確かに頭が上がるものではありません。
「西部警察」のOP・「ワンダフルガイズ」で覚醒する、生来の闘志
よってここまで来れば、「西部警察」の後期のオープニング「ワンダフルガイズ」によって、本来我々が持ち合わせるべく闘志というものを、呼び覚まさずにはいられません。
先ほども熱く燃え滾るような感覚とは言いましたが、よくよく考えると実は何かしら歴史に残る最高傑作のために用意されたサントラたるもの、どこかに誰かの埋没していた資質を呼び戻すかのような、そんなものでもあります。
例えば、この「ワンダフルガイズ」は、甲子園の高校野球の試合で応援歌として何度も演奏されていました。
また今回の主旨と逸れるようですが、かの「ロッキーのテーマ」なんかは、我々本来の闘志を覚醒させる代表曲として、テレビ番組で筋トレに相応しい曲として使用されていた、そんな記憶もあります。
言ってしまえば、「西部警察」とは本物であるがゆえに、そのサントラとは半端なきまでに完全燃焼に向けて人々を導いてくれる底力があることは、正真正銘としか言いようがありません。
あなたにも、日々何かにつけて大なり小なり決断の場面があるはずです。
まさしく、各々が勝負の場面に真摯に立ち向かっていける、そのためには絶対不可欠な最高傑作として、「西部警察」の後期OP「ワンダフルガイズ」を今回絶賛紹介させていただきました。
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