「トラック野郎」はこの聖地にて、主人公達が躍進を果たしました
今回は「トラック野郎」シリーズの聖地 という、本サイト定番中の定番の話題についてですが、それも聖地の回想と言っても、爆走航海ともワッパ勝負ともまたまた異なるべく、思い出のぎっしり詰まった、そんな名所について語っていきます。
とはいっても、もしいきなり「トラック野郎シリーズからどれか1つ、イチオシな聖地を選んでくれ」みたいに質問されると、戸惑ってしまうものであります。
放映された期間としましては、5年間に渡り10シリーズという、格別に長い期間でも無かったのですが言うまでもなく、その5年間には思いのほか密度の高い話題がギッシリと凝縮され、未来永劫に渡り受け継がれていくべきものでした。
そこで、あれほどまでの「トラック野郎」シリーズの中においては、聖地を厳選するに当たりまずはそれぞれ1シリーズが全10シリーズにおいては、いかなる位置づけにあったか。
ここを見直すことにより、例えばどのシリーズが桃次郎にとって第一関門であり、あるいはどの地点において桃次郎が新たなる使命に目覚める切欠となったのか。
みたいな感覚で「トラック野郎」シリーズを見渡してみてこそ、今回の聖地巡りという課題に対する問いが見えてくるようにも思えてくるのです。
「トラック野郎」は桃次郎にとって、この聖地こそが心の故郷でした
上記のような視点を踏まえた上で、これより早速「トラック野郎」シリーズより厳選し尽くした、イチオシな聖地をザッと紹介していくことにします。
まずは何より、桃次郎が主人公として飛躍的な出世作となったのが、「トラック野郎」は第5弾「度胸一番星」。
この1シリーズこそが時期的にも、「トラック野郎」シリーズ半ばにして単なるエンタメからアクション超大作とへと進化を果たした、そんなところでした。
本作での舞台となったのは、新潟及び佐渡島。
桃次郎とジョナサンは深夜の国道17号と8号を北上し、米どころの新潟に向けて爆走、新潟市内での市場を経て、その後フェリーにて佐渡島へと向かいました。
そうです、まさしくこの佐渡島こそが、桃次郎とジョナサンにとって、各々が新天地と定めた一大聖地だったのです。
ここにてジョナサンは川崎に残してきた妻子の為にと一念発起して金堀に精を尽くし、一攫千金を志しました。
一方桃次郎はと言えば、当シリーズのマドンナ的存在となるべく教師をしていた水名子に一目ぼれして以来、不器用ながらも水名子と共に教壇に立ったり、水泳の授業に参加したりと、愚直なまでに彼女に尽くす姿勢を崩しませんでした。
この聖地ではトラック野郎人生を一旦お預けして、まさに水名子と共に新たなる人生を歩もうとしていた、そんな桃次郎の新たなる人生の展開が期待されたところでした。
その後桃次郎は訳アリで新潟に上陸し、トラック野郎達のライバルであったジョーズ軍団との死闘を経て、再び佐渡に戻ってくる型となります。
がしかし、この際桃次郎は呆れるまでのジョナサンによる暴挙を目の当たりに。
金が採掘されないことに対する苛立ちが積もりに積もって、ジョナサンは遂に爆発。
水名子の育ての父であった作右ヱ門 に食って掛かるも、桃次郎がジョナサンを一喝。
あるじゃねえが、川崎のうちにどこにもない立派な金が!!
と、ジョナサンに対し家族こそが何物にも換え難い立派な財産であることを、身をもって教えたのでした。
よってこの桃次郎の生粋で実直な生き様に、水名子としても次第に惹かれていくことになるのです。
「トラック野郎」は、この聖地に置ける桃次郎の決定的な場面
よって桃次郎はあの佐渡という心の故郷である聖地において、トラック野郎としてだけでなく、漢としても一回り、二回りと大きくなったのでした。
即ち、水名子という女性との出会いにより、桃次郎が出世できた、ということです。
この後としましては、桃次郎は水名子の生徒たちから結婚を推し進められたのです!!
そのまさに、桃次郎の運命を大きく決定すべく一大場面の聖地となったのが、新潟港は佐渡汽船乗り場でした。
そうです、水名子に対するプロポーズの時がやって来たのです!!
桃次郎としてはダメもとで、またジョナサンとしても水名子に対しては、「あなたの経歴に傷が尽きますよ」「そういう宿命なんです、あいつは・・・・・。」と、案の定桃次郎が敗北するのを、如何にも楽しみに待ち構えていました。
では、この結果論たるもの、どうだったのでしょうか。
実はこれが予想外のものでして、ジョナサンによる目論見が見事に外れ、水名子の方より、桃次郎に対して求婚の意思表示がされたのでした!!
即ちこの新潟港の佐渡汽船乗り場というのもまたまた、歴代「トラック野郎」シリーズにおいては、桃次郎にとってはマドンナと初めて相思相愛になった、歴史的最高傑作においては絶対不可欠な一大聖地として語り継がれるべく場所なのです。
その後桃次郎と水名子らは生徒たちも一番星号に同乗させ、金沢の修学旅行へと向かったり、白根市の名物・凧あげ祭りに参加したりと、この上ない思い出を過ごせたのでした。
よって「度胸一番星」における聖地としましては、佐渡島に新潟港のフェリー乗り場と併せて、金沢の兼六園に白根市、そして長岡市の花火大会もまた、日本の夏を彩る不可欠な聖地だったのです。
今回紹介した「トラック野郎・度胸一番星」における聖地巡りでは、桃次郎が漢としていかに大出世を果たしてきたか、を学ぶべく名所になるものだと、私は考えております。
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