「西部警察」鹿児島編とCOVID-19
「西部警察」鹿児島編での生物兵器との壮絶な闘いを2020年代の幕開けと同時に始まった、かの説明不要なコロナ禍との生活を重ね合わせてお話ししていきます。
「西部警察」鹿児島編とはそもそも「西部警察パートⅢ」は第17話(1983年8月28日)「吠えろ !! 桜島 ‐ 鹿児島篇 -」でありかつ全国縦断ロケの中では、第6弾・鹿児島ロケに該当する回でもありました。
先に言っちゃいますがこの「西部警察」鹿児島編に登場の生物兵器(細菌兵器)とは、第二次世界大戦にナチスドイツが使用しただけあって、その殺傷能力や驚異的そのものでした。
僅か質量20㎏にもかかわらず、使い方次第では日本の人口の3倍以上(!?)もの人間を簡単に死滅させるほど、はるかに想像を絶するものでした。
ワクチンに抗生物質は一切効き目なく、感染すれば即死100パーセントのレベル。
この兵器がある夜、沖縄は宜野座にて米軍が廃棄処理目的で移送中に何者かによって強奪されました。
その一味というのが西部警察署にもマークされていたロバート・カーソンなる男が率いるテロ組織だったのです。
即ちカーソン一味の計画としては、鹿児島を拠点に九州を北上し四国、本州を北上していって全土にウイルスをばらまく、といった、まさに此の世も末な地獄絵巻を描いていたのです。
「西部警察」鹿児島編における生物兵器テロ犯との凄絶な死闘を追う
西部警察署がそもそもカーソン一味の犯行を知り得たのはある日、鹿児島から羽田空港を経て都内の自宅に戻ろうとした松村という男が、尾行してきた一味の1人に暗殺されたことから始まりました。
で、西部警察署は松村の所持品で決定的な証拠となったのが、数枚の写真でした。
これらを現像した結果、1つは博多で撮影され女性が映っていたもので、もう1つが鹿児島の海辺で遠くに見ず知らずの外国人が映っていた写真。
さらに詳しい調査の結果、前者の女性は博多の現場で確認しところ松村の婚約者は岸田里子という女性で鹿児島出身であることが判明。
で、後者がまさに、西部警察署がマークしてきたかのロバート・カーソンだったのです!!
即ち一味は口封じ目的で松村を暗殺したということであり、その偶然奴と写ってしまった現場が里子の証言で吹上浜と判明。
早速西部警察署は大門軍団がそこへ向かったタイミングでヘリが現れて大門軍団を手りゅう弾で襲撃、これは間違いなくカーソン一味の犯行以外の何物でもなかったのでした。
やがて迅速な捜査で一味を追い詰めていった西部警察署は、奴らのアジトが桜島ト悟り、鹿児島県警を団結しウイルス感染防止の為の防護服と酸素マスクを装着して応戦。
地雷攻撃で苦戦しつつも西部警察署の秘密兵器・サファリの放水も駆使しつつ一味をさらに一味を追いこんで奴らは誤爆し、細菌兵器と共に自爆してしまいました。
で、このタイミングで細菌兵器は高温で熱処理されて死滅、桜島の壮大な勇姿を背景にカーソン一味による日本壊滅計画は呆気ない結末を迎えたのでした。
以上改めて「西部警察」鹿児島編をザッとまとめます。
この回は壮大で優美なそれこそ「東洋のナポリ」とも称された鹿児島のシンボルマーク・桜島の絶景と、人類最終兵器とも言われる細菌兵器とのコントラストが見どころです。
併せて鹿児島と言えば豪快な九州男児のイメージがあり、まさに西部警察署と団結して一国を存亡の危機から救った、漢気溢れる誇り高き闘いの名場面以外の何物でもありませんでした。
⇒「西部警察」仙台編での核テロとの死闘も語ってあります
「西部警察」鹿児島編に見るコロナ禍を乗り越えた人類の揺ぎ無き確信
今回紹介した「西部警察」鹿児島編の記事中に、「細菌」「ワクチン」「抗生物質」「感染」といったキーワードが登場してきました。
もしやピンと来た訪問者さんもおられるかもですがタイトルの如く、説明不要なコロナ禍での生活なんです。
まあ、鹿児島編の細菌兵器とコロナウイルスの発生源こそ大きく異なりますが、少なくとも両者ともに未曽有のウイルスによるパンデミックを象徴していることが分かります。
ここで今更ながら2020年初頭からのコロナ禍での生活をふり返ってみるとします。
最も発生した当初では私も含め、世の多くの人達がSARSのようなイメージで見ており、まあ収束まではそれほど長くはないだろう、みたいな感覚でしかありませんでした。
がしかし、これが瞬く間に全世界に広まり、権威ある医療の専門家たちは1920年頃全世界で流行したスペイン風邪②匹敵するパンデミックである、と判断したのでした。
で、ウイルスは人から人へとうつるものとして、具体的な感染対策としてまずはマスク着用の義務化に帰宅時のうがいに手洗い、そして何より人と人とのソーシャルディスタンスの確保。
等々が日常化し、以前当たり前にあった人同士の接触が軒並みなくなっていったことでコンサート等のイベントはおろか、会社にも足を運べずテレワーク、リモートワークといったものが世に広まりました。
ワクチンも一応開発されたものの具体的な治療法としての特攻薬がなく、以前の当たり前の生活様式がコロナを機に劇変し、精神的、身体的にも想像を絶するような窮屈さを強いられてきました。
しかし2023年5月の連休明けのコロナのいわゆる「5類移行」と共に、ありとあらゆる社会的規制が解除されたことで、世の中にはコロナ前と同様な活気が戻ってきたのでした。
つきましては今回紹介した「西部警察」鹿児島編での細菌兵器との死闘をお読みになって、あなたにもコロナ禍を乗り越えてきたという人類共通の確信を持っていただければ何よりです。
併せて「西部警察」鹿児島編からは以前のような日常が戻って来たことに対するありがたみも感じ取れる私自身であります。
今回紹介した「西部警察パートⅢ」は第17話「吠えろ!!桜島山 ‐鹿児島編‐」のご視聴は、下記より可能です👇
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