月別アーカイブ: 2019年12月
泣いても笑っても、もはやこの2019年が既に24時間を切ったこの時、西部警察について投稿するという事になったのですが、それもこの一年最後の日に限っては、殉職という話題を取り上げることにしました。 最も、西部警察のクライマックスはと言えば、これもまたまた分かり切ったことではありますが、必ずしも脱出成功や救出劇みたいなものに限ったことではありません。 勿論、この殉職シーンについては、何も「西部警察」だけに限らず、歴史的に名の残るべく刑事ドラマにおいてもクライマックスとして、絶対不可欠な場面でもあります。 またここでなぜ今回、一年の締めくくりに殉職シーンを選んだか、という動機についてですが、今回に限っては中々一言ではまとめきれないほど、中身が濃いというものがあります。 ただ、あえて言うなれば、この「西部警察」のクライマックスの締めくくりについては、あくまでも「トラック野郎」の爆走シーンみたいな成功劇だけではどうも物足りない。 ズバリ、必然的と言ってしまえばそれまでですが、そういう視点にこそ殉職シーンにおける、「西部警察」の演出意図というものが見いだせるのではないか、というのも偽りなき感覚です。 その一方ではまた、「西部警察」の物語そのものに対して、冷やかしのような目線で見ている投稿者がいた、というのも、実は殉職シーンを取り上げた動機の一つでもあります。 まあ、冷やかしについては、「西部警察」に限らず、どの英雄的最高傑作においても当てはまるとは思いますが、この作品に対しては、「いい年をした中年男性達が、ダイナマイトで環境破壊しまくっている」みたいな言い分だったのを覚えております。 ただし、あくまでも表向きだけでのカッコよさやスリル感だけではない、 その向こう側にある、作者やキャスト達の演出意図はどこにあるのか みたいな問いを見出し、解いていく決定的なきっかけの1つとなったのがまた、この殉職シーンだったと、私なりには考えております。 「西部警察」にて、大門殉職までのあの歴史的展開を今振り返る!! という事で、このまさに「西部警察」なる一大英雄事業が堂々完結した、かの場面を今より振り返っていこうと思います。 この最終回の正式名称はと言えば、西部警察PART-III... Read More | Share it now!
・・・[続きを読む]今回は松原智恵子氏という、昭和を代表すべく我が国屈指の女優が演じた、本ブログにおける代表作でもあるかの歴史的最高傑作について、改めてお話しさせていただきます。 元々この松原智恵子氏といえば、1960年に日活が行った「ミス16歳コンテスト」に入賞、以来1960年代を代表すべく国民的女優として、吉永小百合・和泉雅子と合わせて「日活三人娘」との異名を馳せた時期もあります。 ... Read More | Share it now!
・・・[続きを読む]今回は浜田麻里氏という孤高のアーテイストについて、語らせていただくことにします。 それも冒頭からズバリ!! 言ってしまいますが、浜田麻里氏の「return to ... Read More | Share it now!
・・・[続きを読む]久保田利伸氏のコンサート、2019年も開催に対し改めて感謝の意を 今回は音楽関連に話題を変えて、このまさに2019年の締めくくりに相応しいとされるべく海千山千のアーティスト達の中から、久保田利伸氏について、語っていこうと思います。 というのも、ちょうど2019年もクリスマスをもうすぐ目の前に控えているこの頃です。 という事で、この時期にリアルタイムにてコンサートを開催してくれているアーティストとして誰かを、と考えたところ、久保田利伸氏を選ばせていただきました。 何よりもこの久保田利伸氏自身の活動はといえば、この2019年としては実に4年ぶりのコンサートツアーにそしてオリジナル・アルバム発表と、いかにも待望の活動が次々と実現化した1年でもあったかな、ってところです。 確かに、久保田利伸氏最新アルバム『Beautiful... Read More | Share it now!
・・・[続きを読む]「アルマゲドン」のあの感動は、公開数十年後も冷めやらぬものです!! 今回は「アルマゲドン」という、令和の危機脱出のためのバイブルとなるべく、これまた感動の歴史的超大作としてお届けしたい作品があります。 「アルマゲドン」(1998年公開)については、先月にも一度投稿したことがありますが、まさにその世界の終焉から人類を救い出すという、高潔なる使命感を全うした石油採掘作業員達による、全人類の命運を分けた感動の闘いのドラマです。 こんないい方をすると、いかにもカッコ良いことこの上なきイメージばかりが先立ってしまうものですが、最も「涙腺崩壊」なる語句が最適なまでの感動の嵐を、全世界に巻き起こしたのです!! 元々アルマゲドンとは、「世界の終末」「滅亡」等というものを意味する言葉でして、この映画「アルマゲドン」における世界最後の戦いとは即ち、隕石の衝突から地球を死守すべく凄絶な極限の闘いだったのです!! それゆえにこの「アルマゲドン」における設定というものは、無論一筋縄でいくものではなく、... Read More | Share it now!
・・・[続きを読む]「トラック野郎・爆走一番星」が時代に投げかけた、一条の光 引き続き、またまた「トラック野郎」についての話題を展開していくところではありますが、今回としては第2弾に当たる「爆走一番星」(1975年12月公開)についての話題です。 という事で、まずはこの「爆走一番星」をこの時期に私なりに選んだ動機についてお話しします。 これも少し前の「トラック野郎」関連の話題における主旨と絡めて語っていきたいところでもあるのです。 何よりもこの「トラック野郎」が公開された1975年当時の時代背景たるもの、お世辞にも好景気とは言えないどころか、戦後初のマイナス成長を記録して、まさに我が国の行く先にも大きな陰りが見え始めた時期でした。 そんな過酷な環境において、言い換えれば時間も予算もぎりぎりの状態で世に送り出されたのが、「トラック野郎」第一段シリーズの御意見無用でした。 にもかかわらず、いざ蓋を開けてみると、この作品自体興行収入で8億円を記録し、続く第2弾「爆走一番星」もまた、配給収入だけで7億7000万円の、1976年における邦画配給収入7位、という結果でした!! それも元はといえば、この第2弾としての「爆走一番星」自体が、少なくとも「トラック野郎」公開前には計画されていなかったというくらいですから、東映にとっても、文太兄いや欽也氏(以下キンキンさん)達にとっても言うまでもなく、大出世作となり得たのです!! 確かに桃次郎役の文太兄いにせよ、ジョナサン役のキンキンさん達に代表される出演者たちは、前作よりも一回り二回りと大きく変貌を遂げたような、そんな姿が伝わって来ます。 これこそがまさに、英雄達によってこの世に一条の光が投じられた一大場面として、一見冷め切ったような社会情勢を次々と覆していくべく、一世一代の爆走の旅が展開されていったのです。 よってこの第2弾「爆走一番星」を皮切りに、以来丸4年間に至るまで、「トラック野郎」シリーズが全10作にも渡り継続されていく結果となり、 70年代は「トラック野郎」抜きには語れない までの時代となり得たのです!! 「トラック野郎・爆走一番星」にて、本格的なコミカル路線が実現化 まずこの「爆走一番星」に関しては、過去の投稿においてはライバル役であったボルサリーノ(田中邦衛氏)と、その生い立ちにまつわるジョナサンとの因縁の関係を取り上げたりと、むしろ重苦しい、黒歴史的な話題も含めたネタが中心でした。 がしかし、あくまでもこの「トラック野郎」における醍醐味そのものとしてはまた、いわゆ今日のお笑いにおいても十二分に引けを取らないまでの、喜劇的な資質も見逃せません。 今回のメインテーマとは少し話題がそれるようですが、今一度「爆走一番星」のクライマックスへと行きつくまでに、この喜劇的な場面もまた、振り返っていきたいものです。 という事で、私なりに選び抜いた「トラック野郎・爆走一番星」におけるお笑いの場面としては、大きく分けて以下の2通りです。 その一は、何とオープニングしょっぱなから、新潟の山中にて社会見学に来ていたとみられる観光バスの一行が、桃次郎とジョナサンにからかわれる場面です。 それもこの女教師を演じていたのは研ナオコ氏という事もあり、より一層くすぐったい喜劇の場面でもあったなという感じです。 以来、この手の「トラック野郎」オープニングにおいても、桃次郎とジョナサンによる例えば第5弾「度胸一番星」にて秋竹城氏演じる婦警を弄ぶ場面などの、喜劇的な場面も展開されるようになっていったのです。 ... Read More | Share it now!
・・・[続きを読む]「トラック野郎」のカムチャッカ丸にて梅宮さんの高潔を極めた役柄 ... Read More | Share it now!
・・・[続きを読む]「西部警察」で大門団長役当時、渡哲也氏もまた40代前半だった 今回も「西部警察」にて、大門団長役を務めた当時の渡哲也氏によるお手本から、今日の40代に対して学ぶべきこと、そしてそこからの課題というものを、見出していこうと思います。 先日の投稿においても、「トラック野郎」出演の菅原文太兄い及び愛川欽也氏について、当時我らの現在と同じく40代であった、という話題から、40代が現役世代の中心として何を学ぶべきか、という風なことを私なりに解こうとしてきました。 したがって今回もまた、これも度々連載してきた「西部警察」において、渡哲也氏が厳密にいえば「パート・Ⅱ」以降より「パート・Ⅲ」における大門殉職の最終回まで40台前半であったという視点からも、 その高い使命感に基づく、40代における先導者のお手本としての生き様 みたいなものもまた、より一層発見できるのではないかな、というところです。 まずは大門団長を演じた渡哲也氏の実年齢についてですが、渡氏自身としては1941年生まれでして、「西部警察パート・Ⅱ」が放映開始されたのが、1982年であり、以来「西部警察パートⅢ」が大門殉職にて幕を閉じたのが、1984年でした。 したがって、そこから計算すると、渡哲也氏としては丁度この時期に、41歳から43歳に当たる時期であった、ということになります。 次いでに、かの史上最強伝説としての「日本列島縦断ロケ」が開始されたのも、「西部警察パート・Ⅱ」からでして、言うまでもなく渡哲也氏自身にとっても、生涯最大の英雄事業というものを成し遂げてきた時期でもありました。 ただ、大門団長の「西部警察」における年齢設定というもの自体については、これと言って確定的な情報は入手できていませんが、まあ恐らく、ほぼほぼ渡哲也氏と同じとみるのが相応しいでしょう。 という事で改めて今回、その「西部警察」の大門団長を通じて渡哲也氏が実証した、最強の英雄的事業というものを、おさらいしていこうと思います。 「西部警察」にて大門団長が、孤高の英雄的指導者なりの使命を全う 「西部警察」に関しては、過去に幾度となくそれぞれのストーリーや役どころについても私なりにお話しさせていただいてきました。 ここでまず1つ、実はよくこの大門団長の役職とは何か、という事についても疑問視されてはきました。 確かに、「西部警察」放映開始以来、大門団長のポストとしては、例えば石原裕次郎氏演じた小暮課長のような、明確な役職名はありませんでした。 という事は、あくまでも一組織における役職という枠をもはるかに超えた、一大英雄プロジェクトであった、としか言いようがないものです。 まさにその無敵無類なる英雄的プロジェクトが、日本全国津々浦々にて、全国民に感動を与えた、等という表現に尽きず、 まさしく英断力の積み重ねの証としての実録を展開 し続けてきたのです!! そして、このプロジェクトにおいて大門団長は、「西部警察パート・Ⅲ」の最終回(1984年10月放映の第69話・「大門死す... Read More | Share it now!
・・・[続きを読む]愛川欽也氏も「トラック野郎」出演当時、40代真っ盛りだった またここで、「トラック野郎」についての話題に移ります。 今回はやもめのジョナサン役として出演した愛川欽也氏について、少し前の菅原文太兄いの話題とも関連付けながら、お話ししていこうと思います。 実はこの当時の愛川欽也氏の実年齢としても、まさしく文太兄いと同じ40代の真っ盛りでして、70年代当時において民衆を先導すべく、現役世代の代表格でした。 愛川欽也氏自身としては、1934年生まれでして、文太兄いよりも1歳年下でした。 という事は、この愛川欽也氏が「トラック野郎」を演じた1975年から1979年にかけては、41歳から45歳を迎えた年代であった、という計算になります。 ... Read More | Share it now!
・・・[続きを読む]千葉真一氏の、従来のアクションイメージを劇変させた、決定的転換作 今回もまたまた、アクション俳優としてのキャリア自体が還暦を記録し、そして御年80才を迎えた千葉真一氏についての話題を展開していきます。 というのも、今回お話しするその最高傑作たるものは、千葉真一氏典型としてのキイハンターや、その他諸々の「激突!殺人拳」(1974年公開)や「直撃!地獄拳」(同1974年公開)等に代表されるべく、 いわゆるコテコテの空手や少林寺拳法みたいなアクションとは、一際差別化を図ったような、当時としてはむしろ斬新な挑戦作 であった、「戦国自衛隊」(1979年公開)についてです。 最も、この70年代後半期における、千葉真一氏のアクションとしても、すでにそれ以前のイメージとは転換を図るべく、殺陣を代表としたアクションが見どころの時代劇も、世に送り出され始めた時期でもありました。 ... Read More | Share it now!
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